URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/statu/
作成:田中重人 (准教授)
現代日本論演習「統計分析の基礎」
3年生対象:2011年度 5セメスタ
<火4>コンピュータ実習室 (文学部本館7F 711-2) 授業コード=LB52407
5/17 (火) は
休講
です。この日の分の授業は
5/21 (土)
におこないます。
『講義概要』記載内容
- ◆
講義題目:統計分析の基礎
- ◆
到達目標:(1) 統計分析の基礎的な手法を理解する; (2) 実際に統計分析をできるようになる
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授業内容:意識調査・テスト・実験などのデータはどのように分析すればいいでしょうか。この授業では、小規模の標本調査を念頭において、統計分析の基礎的な手法を学びます。これまで統計的な分析をおこなったことのない人を対象に、初歩から講義します。同時に、コンピュータを実際に使って、毎回データ分析の実習をおこないます。
- ◇
成績評価の方法:各回の授業中の課題 (50%)、中間試験 (20%)、期末レポート (30%) を合計して評価する。
- ◇
テキスト:吉田寿夫 (1998)『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』北大路書房。
卒業論文等で質問紙調査を予定している者は、 5セメスタ開講の現代日本論演習「質問紙法の基礎」(火5) および 6セメスタ開講の現代日本論演習「応用統計分析」(木2:大学院と合同) も受講することがのぞましい。
授業の概要
- イントロダクション (5/10)
- SPSS入門 (5/21*)
【5/17 は休講】
- 統計分析の基礎 (5/24)
- 記述統計(1): クロス表の分析 (5/31〜6/14)
- 中間試験 (6/21)
- 記述統計(2): 平均値の比較 (6/25*〜7/12)
- 推測統計 (7/19〜8/9)
- 期末レポート (8/19提出)
- ※
()内の日付は、学期前のおおよその計画をあらわしているが、 実際の授業の進行状況によって前後にずれることがある。 *は土曜日授業
- ※
7/26はオープンキャンパスのため休講の予定であるが、中止の場合には授業を行う可能性がある。
オフィス・アワーは定めていません。適当な時間に予約をとってください。
内容の詳細
1. イントロダクション
- 授業の概要・スケジュール・評価方法
- 部屋とコンピュータの使いかた
- SPSSの起動
- データ行列 (データセット)
- 模擬データ入力実習
2. データ配布・SPSS入門
- データの配布
- SPSSの概要
- SPSSコマンド・シンタックス
- メニューによるシンタックス作成
- 変数値の再割り当て
- frequencies コマンドと度数分布表
- Excel によるグラフ作成
- 印刷
3. 統計分析の基礎
4. 記述統計 (1): 度数分布とクロス表
4.1. クロス表
- 度数分布表のグループ化
- クロス表表記
- 行と列の%
- 周辺度数 (marginal distribution)
- crosstabs コマンドとそのオプション
4.2. 無関連状態と期待度数
- Φ係数
- 期待度数・残差・連関係数
- クロス表とグラフの書きかた
5. 中間試験
6. 記述統計 (2): 平均値の比較
6.1. 平均と分散
- データの種類:復習
- 順序尺度と間隔尺度の変換
- 平均値
- 分散と標準偏差
- 分布と外れ値
6.2. 平均値の層別比較
- 層別平均
- エフェクト・サイズ
- 相関比から分散分析へ
- 表とグラフの書きかた
7. 推測統計
7.1. 誤差の評価
- データの記述と誤差の評価
- 標本抽出の4段階モデル
- 無作為抽出
- 非標本誤差
- 標本誤差の統計的推測
7.2. 平均値の推定
- 平均値の点推定
- 区間推定とt分布
- 平均値の差の区間推定
- エフェクトサイズ・相関比と区間推定
7.3. 統計的検定
- 区間推定の簡易表記としての有意水準
- 平均値の差のt検定
- 連関係数のχ2検定
- 分散分析とF検定
- 検定結果の表記
8. 期末レポート
TANAKA Sigeto
<http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/officej.html>
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- 2011-05-10:Created
- 2011-05-12:Minor corrections
- 2011-05-15:Schedule changed
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