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URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2012/study/
作成:田中重人 (東北大学文学部 准教授)
現代日本論基礎講読「研究法入門」
東北大学文学部 2012年度 (4セメスタ) 2年生対象
(時間割コード=LB42101)
<火1>授業観察室 (文・法合同研究棟 2F)
[配布資料セット(PDF)]
[第1回配布資料 (PDF)]
各回資料:
[10/ 9]
[10/16]
[10/23]
[10/30]
[11/ 6]
[11/13]
[11/20]
[11/27]
[12/11]
『講義概要』記載情報
- ◆
到達目標: 知的生産に必要な資料収集、読解、アイデア創出、論理的思考、批判、討論の技術を身につける。
- ◆
授業内容・目的・方法:
- 「研究」とは、答えるに値する問いをみつけ、その問いに対して根拠のはっきりとした答えを導くプロセスです。この授業では、各自の問題関心にしたがって、問いを設定し、それについて調べて答えを出すプロセスを実際に体験することにより、研究の方法を身につけることをめざします。
授業予定
- 10月 書籍・雑誌・マスメディアなどからの資料収集と読解。
- 11月 情報の整理とアイデアの創出。
- 12-1月 アイデアをかたちにする(レポート作成、発表、討論)。
- ◇
教科書・参考書: なし(授業での課題・宿題をとおして、各自で既存の研究成果を探して読むことになります)
- ◇
成績評価方法: 授業中の課題と宿題(50%)、学期末に提出するレポートと口頭試問(50%:主要な評価項目は、意味のある問いをたてて根拠のある答えを導いているかと、その答えに対する批判的な姿勢を持っているか)
- ◇
備考: 授業時間外に、個別面談やグループ活動をおこなうことがあります (その週は休講とし、受講者の都合にあわせて日時を設定)。
この授業の目標
- 知的生産の技術
- 卒業論文を書くまでのプロセス
- 意味のある問いと根拠のある答え
- メディア、他人、自分自身の利用方法
- 批判することの重要性
授業予定 (おおよその計画)
- イントロダクション (10/2)
- 自己紹介と卒論紹介 (10/9,16)
[10/9 授業資料]
[10/16 授業資料]
- 書店で本を探す (10/23)
[10/23 授業資料]
- 本の紹介と議論 (10/30, 11/6)
[10/30 授業資料]
[11/ 6 授業資料]
- 問いの設定について面談 (個人またはグループ別: 11/12− の週)
[個別面談]
- 情報の整理とアイデアの創出 (11/20)
[11/20 授業資料]
- 他者との対話 (11/27)
[11/27 授業資料]
- 図書館利用実習 (12/11)
[12/11 授業資料]
- レポート執筆について面談 (個人またはグループ別: 12月下旬)
- レポート執筆 / グループで連絡をとって報告打ち合わせ (冬休み)
- グループで研究紹介と質疑応答 (1/8,15)
- 口頭試問 (個人別またはグループ別: 1月下旬)
注意事項
- 授業中の課題遂行のため、情報機器の持ち込みを推奨
- 課題・宿題・レポートは、コメントをつけて返却します (内容によっては再提出を求めることもあります)
- 授業資料用の宿題については、早めに来て、研究室でコピーしてください
- 教員からの連絡は、授業中の指示や管理等前の掲示板のほか、個人ブログ
http://b.tsigeto.info/school
(RSSフィード利用可)
に出る場合があります
- オフィス・アワーは定めていません。教員への相談は、適当な時間に予約をとってください
受講フォーム記入
[受講フォーム]
- 自分の問題関心
- 日頃使っている知的生産やスケジュール管理の方法
- ウエブサイト、SNS、オンラインコミュニティなどの利用状況
- 週間スケジュール
レポートのフォーマット
- 問い
- その背後にある大きな問い
- 問いの学問的背景
- 問いの社会的意義
- 答え
- 必要な予備知識と前提
- 答えの根拠
- ありうる批判とそれをクリアする方法
- 問いを発展させる可能性
- 文献
文献を読むときにメモすべきこと
「要するに何が書いてあるか」を意識しながら読むことは重要であるが、ふつうはメモしなくても記憶に残る
- わからないことはなにか
- おかしい点はどこか
- 内容を発展させる方向性
付箋を貼る、目次にメモをする、写真にとる、など。
今日の課題
卒業論文または修士論文から自分の興味に合ったものを一つ選ぶ
- 配布した一覧表を参考にすること
- 日本語教育学研究室の卒業論文・修士論文は貸出禁止 (閲覧・コピーは可)。また、 整理中のため、探しにくいので注意
宿題
自分の選択した卒業論文/修士論文 (日本語教育学または自分の所属専修のもの) について、内容をまとめてくる
- 自分の関心について
- なぜその論文に興味をもったか
- 論文の「問い」はなにか、それにどのような「答え」を出しているか、その根拠は何か
- 疑問や批判など
- 内容を発展させる方向性
発表は2回にわたって行う予定であるが、資料は全員作ってくること。
講師連絡先
田中重人 (東北大学文学部 日本語教育学研究室)
- 〒:
980-8576 仙台市青葉区川内27-1 文学部・法学部合同研究棟2F
- Office:
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/officej.html
- Homepage:
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/welcomej.html
- Blog:
http://b.tsigeto.info
受講者への連絡は、基本的に、授業においてまたは文学部2F教務係前の掲示板においておこなう。ただし、休講などで緊急を要する連絡は、田中の個人ブログ (School カテゴリの記事) に掲載することがある。
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/newsj.html
を参照。
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