URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2012/study/s121023.html
作成:田中重人 (准教授)
現代日本論基礎講読「研究法入門」(東北大学文学部 2012年度 4セメスタ)
過去の卒業論文の研究テーマは様々。日本語の教育に関するものは意外にすくない。多いのは日本語、日本語学習環境 (ボランティアや年少者の問題を含む)、ひろく日本社会に関するもの (ファッションから家族問題まで)。
質問紙調査、インタビュー、メディア分析 (日本語教科書を含む) が多い。そのほかに2次データ分析(社会調査データやコーパスの2次利用)、実験、参与観察、理論研究が少数。
例年の卒業論文関連行事は次のような内容 (http://www.sal.tohoku.ac.jp/nik/gakubu/sotsuron.html)
現在の学問の分野は「○○学」「○○論」といった専門分野に非常に細かくわかれている。自分の興味と学問の体系を結びつけて、どの研究分野でどのような研究がおこなわれているかを把握していくとよい。
本を探すにあたっては、その研究分野の基礎知識から身につけていくこともできるし、自分の興味のある具体的な問題に直接取り組むこともできる。
研究に関する本は、研究者向けに書かれたものから、一般の人を想定読者層とするものまで、さまざまである。最初のうちは、研究者向けの、いわゆる「学術書」よりは、基礎的なことを幅広く扱った入門書・教科書・新書などを読むのがよい。
文献の同定に必要な情報を「書誌情報」(bibliographic information) という。本の場合、基本的な書誌情報はつぎの4つ。
状況によって、これに「版」や「シリーズ名」「標準番号」などが加わることもある。
日本で出版された本の場合、いちばん最後 (広告をのぞく) に「奥付」というページがあって、そこに書誌情報が載っていることが多い。海外での出版の場合は、たいていは、いちばん前 (タイトルページの裏面) に同様の情報がある。
東北大学大学生協文系書籍店で本を探す実習
まず、店内の全体を回って、どのような配置になっているかを把握すること (おおむね、分野別の本が左側、新書や文庫が右側に配置されており、雑誌のコーナーが真ん中にある)。
自分の興味のある本を適当にさがす。手に取って、立ち読みしてよい。よさそうな本については、奥付を見て書誌情報を控える。
静かに、節度を守って探索すること
つぎのものを持ってくること
今日の実習は20分間しかないので、各自で空き時間に探しておくこと。
なお、東北大学附属図書館の所蔵は、つぎのURLで検索できる。
ただし、所蔵場所によっては、すぐには入手できないこともある。
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