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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2013-10-22
現代日本論講読/比較現代日本論講読I「現代日本論論文講読」(2013年度 第2学期)
Scanning, Skimming, 図表, Logic の4つの担当に分かれて報告する。
その論文の重要な概念を抜き出して報告する。概念ひとつの説明に1分〜2分程度はかかるので、その時間を考慮して、重要なものからえらぶ。なお、抄録のあとについている「キーワード」は、データベース検索用に付けられたものであって、この授業でとりあげるべき「重要な概念」とは別である。
各概念について、その論文での定義や意味を説明し、どの部分でどのように使われているかという用例を示す。
その論文の構造について報告する。
まず目次を提示した上で、各セクションについて、それぞれの内容と、論文全体の中での位置付けや、他のセクションとの関連を説明する。もし余裕があれば、各セクション中のパラグラフの配置についても説明する。また、セクションやパラグラフの組み立てにまずいところがあれば、それも指摘すること。
すべての図表について説明することがのぞましい。ただし、時間の都合で全部を取り上げられない場合は、一部を割愛してもよい。
それぞれの図表について、つぎのことを説明する:
論文全体の知見 (findings) が何であるかを示した上で、その根拠となる分析結果や理論的前提について説明する。余裕があれば、その根拠が、知見を導くのにじゅうぶんといえるかどうか、批判的に検討すること。
報告の時間が限られているので、まずその論文の内容を紹介することを優先する。その上で、時間に余裕があれば、自分の意見を交えて批判的に検討してよい。
別紙の文章 (永田・塩田編, 2009, p. 198) の第1段落から、つぎのことを読みとってみよう:
何に注目すればこれらを読みとれるか?
別紙の論文 (阪口, 2008) について、目次を作成したうえで、それぞれのセクション (およびその中の段落) がどのような役割を果たしているかをまとめる。
別紙の論文 (阪口, 2008) の表4と表5について、なにがおこなわれているかを把握してみよう。
別紙の論文 (阪口, 2008) の最後のセクション (議論) を起点に、つぎのことを読みとってみよう:
通常、論文の最後に書いてあることは、今後の研究につながるアイディアであって、その論文の結論ではない。
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