[Previous page] [Next page]

http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2013/statg/g130612.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)

現代日本論演習/比較現代日本論研究演習I「統計分析入門」(2013)

第8講 クロス表の解釈 (6/12)


[配布資料PDF版] [配布資料2 (表の書きかた) PDF版]
[テーマ] 連関係数と%の関係、クロス表の整形と解釈の方法

前回課題について

2×3のクロス表なので、 m=2 である。このため、m-1=1 となるので、結局 $ V = \sqrt{\chi^2 / N (m-1)} = \sqrt{\chi^2 / N } $ である。

式 [4-17] のなかでは、

添字を使った表記 (たとえば $ n_{11}, n_{1.}, n_{.1} $ など) も覚えておくとよい。

連関係数 V は

「完全な」関連とは? → 教科書 p. 115


連関係数の解釈

連関係数は、「モデル」と「データ」の乖離を表した値と解釈できる

多くの統計手法で、このタイプの「○○係数」が使われる。

連関係数 V の大きさの評価は主観的な問題であり、対象とする変数の性質によって基準が変わる。非常に大雑把には、つぎのような値を目安にするとよい:


連関係数とφ係数、%との関連

SPSS では $ \sqrt{\chi^2 / N } $ の値を Phi (ファイ = φ) として出力する。 m=2 のときは、V = |φ| である。φ係数については別の計算方法がある (教科書 p. 110)。

2×2クロス表においては、φ係数と%の差との間には、一定の関係がある。


論文等のための表の書きかた

配布資料 参照


今後の予定

6/19 中間試験。出題範囲は、今日の授業内容まで。持ち込み可 (ただし通信・相談禁止)。コンピュータで解答を作成して、ISTUで提出。試験後は、通常通り授業。

6/26 休講 (集中講義のため)


この授業のインデックス | 関連するブログ記事

前回の授業 | 次回の授業

TANAKA Sigeto


History of this page:


This page is monolingual in Japanese (encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS").

Generated 2013-07-20 20:32 +0900 with Plain2.

Copyright (c) 2013 TANAKA Sigeto