http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2015/statg/g150618.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2015-06-18
データをグループに分けて、それぞれ平均値 (=層別平均) を求め、それらの間の差をもとめる。この差の大きさを、標準偏差を基準にして評価する。具体的には、effect size (ES) または 相関比 (η:イータ) という統計量を使う。
Effect size (ES):一般には「Cohen の d」と呼ばれる。
ES = (グループ別平均の差) / (併合SD)
「併合SD」の計算については教科書 p. 137 を参照。大雑把には、グループ別のSDの中間の値と考えてよい。
ESは、計算が簡単であり、直感的に把握しやすい。しかし、各グループの人数を考慮せず平均値だけ比較するため、グループの人数が大きくちがう場合でも、同じ人数に2等分されている場合でも、その間のちがいはESの値に反映しない。また、2グループ間の比較だけを行うものであるため、3つ以上のグループを比較するのにはつかえない。
メニューの「分析」から「平均の比較」→「グループの平均」を開く。
イータ (η) は 0〜1の範囲の値をとり、独立変数の影響力をあらわす
ES はSPSSでは計算できない。
ISTU で来週水曜の正午までにファイル提出 → {ISTU}
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