http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2016/statg/g161117.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2016-11-17
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」
3つ以上の変数について、総当たりで相関係数を並べた表を「相関係数行列」 (correlation matrix) という。
多変量解析の前段階の分析として相関係数行列を使うときは、必ず listwise 除去をおこなうこと。そうでない場合でも、係数どうしを比較するときには、listwise で欠損値をふくむケースを除去する (すべての係数について使っているケースを統一する) のが普通である。ただし、多くの変数を使った分析で listwise 除去をおこなうと、ケース数がかなり少なくなることがあるので注意。
この方法のどちらを取るかで結果が大きく違うとしたら、部分的に欠損値を持っているケースの挙動が特殊であることを意味する。その場合には、特定のケースで妙な回答パターンになっていないか、チェックすること。
5つ以上の変数をつかって相関係数行列を出力
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