URL: http://www.nik.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/writing/
作成:田中重人 (講師)
<tsigeto(AT)nik.sal.tohoku.ac.jp>
現代日本論講読I
(3セメスター) 2年生対象
<金1>文学部本館409
期末レポート採点結果を返却します:
田中研究室 (文・法合同研究棟2F・206号室) までとりにきてください。
外出していることも多いので、あらかじめ
電子メールで連絡
してからきていただけると幸いです。
(2003-09-05)
『講義概要』記載内容
◆授業内容:大学での研究 (たとえば授業での課題,レポート,卒業論文など) で要求される文章は、高等学校までの「作文」とは本質的にちがいます。研究の文章には、(1) データに基づいた論理的な推論を中心とする、(2) 論理構造に沿った章立てや段落分けが重要である、(3) 誤解をまねかないよう正確に書かなければならない、 (4) 先人の業績と自分の意見とを区別しなければならない、(5) そのために文献参照の規則がこまかく定められている、といった特徴があります。この授業では、これらのルールを学ぶと同時に、実際に論文を執筆し、受講者相互の批評をとおして執筆のプロセスを習得します。
◇テキスト:木下是雄、1981『理科系の作文技術』中央公論社。
◇成績評価の方法 各回の授業中の課題 (40%)、中間レポート (20%)、期末レポート (40%) を合計して評価する。
レポートについて
中間レポート、期末レポートはそれぞれつぎのような内容です:
- 中間レポート:本・雑誌記事・TV番組などなんでも批評
- 6月頃 授業時 に草稿を提出する。
- 提出された草稿をランダムに配布して、匿名で相互批評 (赤ペンでコメント)。
- コメントを参考に書きなおして、6/26授業時 に提出。
- この最終稿が採点対象になる。
- 最終稿の内容によっては、書きなおしを指示することがある。
- 期末レポート:各自でテーマを選んで最終レポート
- テーマを決めて、7/11に「構想報告書」を提出
- レポート本体は8/26 17:00までに提出 (提出方法は下記参照)
- 手元にファイルを残しておくこと
- 郵送・電子メールの場合は返信を確認
- 分量はA4用紙6ページ以上
- キーワードを3〜5個つける
- 文献2本以上を参照すること
- 図または表をすくなくとも1つふくめること。(7/18追加)
- 提出前に誰かに読んでもらうこと (謝辞に明記する)
- その他の様式は中間レポートとおなじ
提出先:
田中研究室 (文・法合同棟2F)。
田中が不在のときは205室のレターケースへ
郵便・電子メールでの提出も可能です
- 郵送の場合:自分の住所を記入した葉書を同封
- 〒980-8576 東北大学文学部日本語教育学研究室 田中重人 宛
- 電子メールの場合:PDFファイルのみ受付
- tsigeto(AT)nik.sal.tohoku.ac.jp 宛
(8/27までに19通のレポートを受領しました。
郵送・電子メールで提出した受講生で、田中からの受領通知が届いていないかたがもしいましたら、至急お知らせください。)
中間レポート、期末レポートとも、特によいものについては、著者の同意をえたうえで、
インターネット上で公開することを考えています。
一昨年のものについては、
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2001/writing/
からたどれるようになっているので、参考にしてください。
- 中間レポート、期末レポートはいずれも採点したうえで 返却します。
- 毎回の課題・宿題は返却しません。
採点結果を知りたい場合は、個別に問い合わせてください。
授業の概要
作成中
参考文献、参考URL
論文の書きかた入門:
文章の書きかた (上級者向け):
- 清水 幾太郎、1959『論文の書き方』(岩波新書) 岩波書店、ISBN 4-00-415092-2。
- 梅棹 忠夫、1969『知的生産の技術』(岩波新書) 岩波書店。
- 野口 悠紀雄、1993『「超」整理法』(中公新書) 中央公論社、ISBN 4-12-101159-7。
- Howard S. Becker; 訳= 佐野 敏行、1993『論文の技法』(講談社学術文庫) 講談社、ISBN 4-06-159248-3。
- Mark Petersen、1988『日本人の英語』(岩波新書) 岩波書店、ISBN 4-00-430018-5。
- Mark Petersen、1990『続 日本人の英語』(岩波新書) 岩波書店、ISBN 4-00-430139-4。
- Donald E. Knuth + Tracy Larrabee + Paul M. Roberts; 訳= 有澤 誠、1989『クヌース先生のドキュメント纂法』共立出版。
- Mary-Claire van Leunen; 訳= 渡辺 昇一 + 永盛 一、1985『英語論文の書き方ハンドブック』南雲堂。
- 東大サバイバル英語実行委員会、1996『理系のためのサバイバル英語入門』(ブルーバックス) 講談社。
- 斎藤 美奈子、2002『文章読本さん江』筑摩書房、ISBN 4-480-81437-X。
諸規則に関する情報源:
- 日本社会学会編集委員会、1999
『社会学評論スタイルガイド』。
- ソシオロゴス編集委員会、1983「文献挙示の〈ソシオロゴス方式〉」『ソシオロゴス』7: 200-215、ISSN。
- 中村 健一、1988『論文執筆ルールブック』日本エディタースクール出版部、ISBN 4-88888-137-5。
- American Sociological Association、1997『ASA style guide』(2nd edition)、ISBN 0-912764-29-5。
- American Phychological Association、1997『Publication manual of the American Phychological Association』(4th edition)、ISBN 1-55798-241-4。
- Joseph Gibaldi: 訳= 原田 敬一、1998『MLA英語論文の手引き 第4版』北星堂書店。
- William Strunk, Jr. + E. B. White; 訳= 荒竹 三郎、1985『英語文章ルールブック』荒竹出版。
- University of Chicago Press、1993『The Chicago manual of style』(14th edition)、ISBN 0-226-10389-7。
- 日本エディタースクール、1987『校正技術』日本エディタースクール出版部。
- 日本エディタースクール、1987『標準 編集必携』日本エディタースクール出版部。
- 日本語のローマ字表記方式のいろいろ
(海津知緒)
- 松平 直濤、1995『コードが変える出版流通:ISBNのすべて』日本エディタースクール出版部、ISBN 4-88888-229-0。
辞書類:
- 大野 普 + 浜西 正人『類語国語辞典』角川書店、ISBN 4-04-012000-0。
文献検索:
→「現代日本論演習I」とくに「第2回 論文を探す」の資料も参照
[一昨年度 (2001年度) の授業資料]
[昨年度 (2001年度) の授業資料]
TANAKA Sigeto
(tsigeto(AT)nik.sal.tohoku.ac.jp)
Created: 2003-03-31.
Updated: 2003-09-05.
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