URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/writing/
作成:田中重人 (准教授)
各自用意した論文について、課題用紙に情報を整理する。教科書 (特に pp. 35--50 と pp. 196--213) および配布資料を適宜参照すること。また周囲の人と積極的に意見交換すること。
授業の前半と後半にそれぞれ課題作成のための時間を設ける。授業時間内に完成させて提出すること。課題用紙は表面だけを使う。裏面には何も書いてはならない。
きれいな読みやすい字で書く。ことばの誤用や誤字がないよう注意する。辞典を参照することがのぞましい。
教科書と配布資料のほか、何でも参照してよい。ただし、何を参照したかをかならず書くこと。教科書については、参照したページを書く。
提出前にかならず誰かにみせて意見をもらうこと。意見をもらった相手と意見の内容を用紙下部の該当欄に書く。
用紙下部「教員宛メッセージ」欄には、授業に関する感想・質問・意見などを書く (採点対象外)。
提出された課題用紙は、(たぶん) つぎの回に返却する。修正の指示がある場合は書きなおして再提出すること (そのつぎの授業時または学期末)。修正の指示がないばあいも、書きなおして再提出してもよい (採点結果には影響しない)。いずれの場合も、書きなおし前のものと書きなおし後のものの両方を提出すること。
欠席・早退などで提出できなかった者は、後日提出してもよい (減点の対象になる)。なお、用紙は http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/writing/ から入手できる。
「雑誌」(journal) は「定期刊行物」(periodical) ともいう。一定の間隔で出版され、終わりが予定されていない出版物のこと。通常、出版順に通し番号 (巻数または号数) をつける。年単位で「巻」(volume) を順番につけ、そのなかで「号」(number/issue) を区別していることも多い。
表題または標題 (title) …… 論文の内容を具体的に示すもの (教科書 p. 201)。主な表題のあとに副題をつけることも多い。
雑誌によっては、論文原稿の受理 (あるいは掲載決定) 日付を載せている場合がある (教科書 p.202)。
抄録 (要約) は抄録誌・データベース検索用 (教科書 p.32, 209)。この授業ではあつかわない。
キーワードはデータベース検索用。
「註」と書くこともある。
文中で参照した文献をすべて掲げる。通常、論文の末尾に置く。本文中では、著者 (年号) の形式で参照する (文献表の番号で参照したり個別にラベルをつける方法もある)
内容のまとまりをしめすために、本文をいくつかのセクションに分割する。「章」「節」「項」などと呼ばれることもある。
セクションには番号と見出し (heading) をつける。表1のような2種類の様式がつかわれている。
本文中での 形式上 の位置づけを示す形式的な見出しと、そのセクションの内容について解釈枠組 (schema) を与える 実質的な見出しがある。
(教科書 pp. 34--41, 202--205)
内容にしたがってセクションに分割する。
実証研究の論文の場合は、つぎのようなかたちが基本:
審査, 査読, peer-review などとよばれることもある。
論文を雑誌にのせる基準:
審査の手順:
閲読制雑誌の原著論文が論文の基本形 (教科書 p.196)
次回は「パラグラフ」をあつかいます。教科書第4章 (pp. 58--74) を読んでおくこと。
また、次回の授業中に、パラグラフを組み立てる練習をします。そのための準備として、つぎにあげることばのうち、どれかひとつについて調べておいてください。
○コーパス ○バリアフリー ○ら抜き言葉 ○言語権 ○著作権 ○FTA ○労働者派遣事業 ○隣接対 ○ポライトネス ○津波 ○形態素解析 ○クレオール
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