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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2017-10-07
現代日本論基礎講読
研究法入門
[配布資料セットPDF版]
[第1回配布資料PDF版]
各回資料:
[10/13]
[10/20]
[10/27]
[面談]
[11/10]
[11/17]
[11/24]
[12/1]
[12/8]
[12/15]
[面談]
[1/12]
[1/19]
[口頭試問]
『講義概要』記載情報 +α
- ◆
到達目標: 知的生産に必要な資料収集、読解、アイデア創出、論理的思考、批判、討論の技術を身につける。
- ◆
目的・概要: 「研究」とは、答えるに値する問いをみつけ、その問いに対して根拠のはっきりとした答えを導くプロセスです。この授業では、各自の問題関心にしたがって、問いを設定し、それについて調べて答えを出すプロセスを実際に体験することにより、研究の方法を身につけることをめざします。
- ◇
教科書: 佐藤望ほか (2012)『アカデミック・スキルズ: 大学生のための知的技法入門』(第2版) 慶應義塾大学出版会. {ISBN:9784766419603}
(そのほか、授業での課題・宿題をとおして、各自で既存の研究成果を探して読むことになります)
- ◇
成績評価方法: 授業中の課題と宿題(50%)、学期末に提出するレポートと口頭試問(50%:主要な評価項目は、意味のある問いをたてて根拠のある答えを導いているかと、その答えに対する批判的な姿勢を持っているか)
- ◇
備考: 受講人数や各種施設の利用期日などによって授業計画を変更する可能性があります。授業時間外に、個別面談やグループ活動をおこなうことがあります (受講者の都合にあわせて日時を設定)。
(東北大学グローバルリーダー (TGL) 育成プログラム
指定科目)
この授業の目標
- 知的生産の技術
- 卒業論文を書くまでのプロセス
- 意味のある問いと根拠のある答え
- メディア、他人、自分自身の利用方法
- 批判することの重要性
授業予定
- イントロダクション [10/6]
- 卒業論文・修士論文について発表 [10/13] [10/20]
- 第1講 本を読む (1): 速読 [10/27]
- 研究テーマについて面談 [11月上旬]
- 図書館見学実習 [11/10]
- 第2講 本を読む (2): 精読 [11/17]
- 書店実習 [11/24]
- 第3講 アイディアの創出 [12/1]
- 第4講 議論を組み立てる [12/8]
- 第5講 プロジェクトとしての研究 [12/15]
- 期末レポートについて面談 [12月末]
- 発表会 (1) [1/12] [1/19]
- 口頭試問 [1月末]
- ※
使用施設の都合などで、予定を変更する場合があります
注意事項
- 授業中の課題遂行のため、情報機器の持ち込みを推奨
- 課題・宿題・レポートは、コメントをつけて返却します (内容によっては再提出を求めることもあります)
- 授業資料用の宿題については、早めに来て、研究室でコピーしてください
- 教員からの連絡は、授業中の指示、教務係前の掲示板、学務情報システム (緊急時) によります
- オフィス・アワーは定めていません。教員への相談は、適当な時間に予約をとってください
受講フォーム記入
[受講フォーム]
- 自分の問題関心
- 日頃使っている知的生産やスケジュール管理の方法
- ウエブサイト、SNS、オンラインコミュニティなどの利用状況
- 週間スケジュール
レポートのフォーマット
- 問い
- その背後にある大きな問い
- 問いの学問的背景
- 問いの社会的意義
- 答え
- 必要な予備知識と前提
- 答えの根拠
- ありうる批判とそれをクリアする方法
- 問いを発展させる可能性
- 文献
今日の課題
卒業論文または修士論文から自分の興味に合ったものを一つ選ぶ
- 配布した一覧表を参考にすること
- 日本語教育学研究室の卒業論文・修士論文は貸出禁止 (閲覧・コピーは可)
宿題
自分の選択した卒業論文/修士論文 (日本語教育学または自分の所属専修のもの) について、内容をまとめてくる
- 自分の関心について
- なぜその論文に興味をもったか
- 論文の「問い」はなにか、それにどのような「答え」を出しているか、その根拠は何か
- 疑問や批判など
- 内容を発展させる方向性
発表は2回にわたって行う予定であるが、資料は全員作ってくること。
5分以内で内容を説明できるように。
論文を読むにあたっては、教科書 pp. 84--90 を参考にすること。
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