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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2018-04-16
基礎ゼミ
少子高齢化社会の家族
1年生対象:2018年度 1セメスタ
<月3 (+4+5)>A305教室 (川内北キャンパス)
[配布資料セット (PDF)]
[第1回配布資料 (PDF)]
各回資料:
[4/23]
[5/7]
[5/14]
[5/21]
[5/28]
[6/4]
[6/11]
[6/18]
[6/25]
[7/2]
[7/9]
[レポート]
概要
- ◆
授業の目的と概要:家族は、多くの学問領域にまたがって多様なアプローチができる研究対象です。日本をふくめ、現代の多くの社会では、人口構造の高齢化と出生力の低下という大きな変動を経験しつつあり、家族に関連する人々の行動や制度もそれにしたがって変化しています。この授業では、現代社会における家族に関連する問題について、受講者自らが問いをたてて研究を進め、自分なりの暫定的な答えをみつけます。
- ◆
学習の到達目標:知的生産に必要な資料収集、読解、アイデア創出、論理的思考、批判、討論の技術を身につける。
- ◆
授業の内容・方法:メディア・本・論文の利用(資料収集と読解)、情報の整理とアイデアの創出などの技術を身につけながら、各自の関心にしたがって研究を進めます。授業後半では、各自の研究内容について、発表・討論をおこないながら、レポート作成を進めます。
人口・家族問題そのものに関する講義はありません。
授業での課題・宿題をとおして、各自で既存の研究成果を探して読むことになります。
- ◇
成績評価の方法:授業中の課題と宿題(50%)、学期末に提出するレポートと口頭試問(50%:主要な評価項目は、意味のある問いをたてて根拠のある答えを導いているかと、その答えに対する批判的な姿勢を持っているか)
- ◇
その他:各種施設の利用期日などによって授業計画を変更する可能性があります。また、授業時間外に、個別面談やグループ活動をおこなうことがあります
初年度少人数教育の目的 (東北大学 n.d.)
この授業でやること
- 「知的生産」とは (梅棹 1969)
- 意味のある問いと根拠のある答え
- メディア、他人、自分自身の利用方法
- 批判することの重要性
授業予定 (おおよその計画)
- イントロダクション (4/16)
- マスメディア等からの情報収集と批判
(4/23)
- 本の読みかた、書店と図書館の利用
(5/7--28)
- 問いの設定について面談 (個人別: 5月末以降)
- 情報の整理
(6/4)
- アイデアの創出
(6/11)
- 他人との対話
(6/18)
- 研究の倫理
(6/25)
- レポート作成について面談 (個人またはグループ: 6月下旬)
- 研究発表と質疑応答
(個人またはグループ: 7/2)
- 口頭試問
(個人別またはグループ: 7/9)
- レポート最終版提出
(8/14 まで)
- ※
( ) 内は予定日を表していますが、事情によって授業計画を変更する可能性があります。
秋には基礎ゼミの「成果発表会」が開催されます。口頭またはポスターでの成果発表ができます。成績評価対象外で、参加は任意ですが、発表や質疑応答の方法を学ぶために、参加することを推奨します。参加者がいる場合、発表の準備は、授業期間外におこないます。
注意事項
- 授業時間枠は3--5講時ですが、ほとんどの週は3講時だけです。教室外での活動がある場合、各自の報告と質疑に十分な時間をとる必要があるときのみ、4講時 (場合によっては5講時) を使います。
- 授業中の課題遂行のため、情報機器の持ち込みを推奨
- 課題・宿題・レポートは、コメントをつけて返却します (内容によっては再提出を求めることもあります)。
- レポート最終版は、ISTU (東北大学インターネットスクール)
<https://istu3g.dc.tohoku.ac.jp>
のレポート機能による提出とします(すでに受講登録されているはず)。
- 授業資料用の宿題については、提出当日10:00までに ISTU の当授業のレポートまたはフォーラムにアップロードされていれば、印刷をこちらで用意します。そうでない場合は、人数分 (6人) のコピーを各自で用意してきてください。
- 教員への相談は、適当な時間に予約をとってください (オフィス・アワーは定めていません)。
受講フォーム記入
- 自分の問題関心
- 日頃使っている知的生産やスケジュール管理の方法
- ウエブサイト、SNS、オンラインコミュニティなどの利用状況
レポートのフォーマット
- 問い
- その背後にある大きな問い
- 問いの学問的背景
- 問いの社会的意義
- 答え
- 必要な予備知識と前提
- 答えの根拠
- ありうる批判とそれをクリアする方法
- 問いを発展させる可能性
- 文献
文献を読むときにメモすべきこと
「要するに何が書いてあるか」を意識しながら読むことは重要であるが、ふつうはメモしなくても記憶に残る
- わからないことはなにか
- おかしい点はどこか
- 内容を発展させる方向性
付箋を貼る、目次にメモをする、写真にとる、など。
宿題
新聞記事・テレビ番組・雑誌記事・インターネットの情報などで、自分のアンテナにひっかかったものについて、つぎのことをまとめてくる
- 要するに何が書いてあるか
- その記事等が正しいとしたら何がわかるか (「問い」と「答え」のかたちで)
- その記事のなかでわからなかったこと (あとから調べたり考えたりしてわかったことをふくむ)
- おかしい部分 (批判できること)
- 自分なりに発展させる可能性
ISTUに「レポート」として提出できる (月曜朝10:00まで。OpenOffice, Microsoft Office, PDF, HTML, テキストのいずれかのファイルにすること)。または、自分で人数分のコピーを授業に持参する。
その記事などの現物 (またはコピー) も1部持ってくる。
文献
講師連絡先
田中重人 (東北大学文学部 日本語教育学研究室)
- 〒:
980-8576 仙台市青葉区川内27-1 文学部・法学部合同研究棟2F
- Office:
http://tsigeto.info/officej.html
- E-mail:
tanakas2013 @ tsigeto.info
- Homepage:
http://tsigeto.info/welcomej.html
- Blog:
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