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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2020-10-09
現代日本学演習IV「調査的面接の基礎」
第1講 研究のイメージをつかむ
[配布資料PDF版]
- [テーマ]
面接調査法を使った研究がどのような形でできていくかのイメージをつかむ
課題
配布する論文4本(東北大学文学部日本語教育学研究室の修士論文と卒業論文)を読み、それぞれの結果のまとめかたの特徴を考えよ。
- A:
「チュートリアル活動における対人関係の形成に関わる要因」(2004年度修士論文)
- B:
「男性日本語学習者の自称詞使用:東北大学留学生へのインタビューから」(2011年度卒業論文)
- C:
「仙台市における日本語学習支援体制:行政・ボランティア・日本語学習者を対象とした面接調査の結果をもとに」(2007年度修士論文)
- D:
「交換留学経験が個人に与える影響について:東北大学文系学生の場合」(2009年度卒業論文)
結果のまとめかたのポイント
- 事前に枠組を決めておくか、面接結果から枠組をつくるか
- 各対象者を理解することに重点を置くか、複数の対象者に共通のことを見つけようとするか
- どのような対象者をどのようにして何人集めるか
質問項目を考えるプロセス
シナリオの作成
中心的な質問以外に必要なこと
- 自己紹介
- 研究や調査の目的などについての説明と同意
- 信頼関係形成のための方策
- 提示資料
Open question と Closed question
(教科書60--64ページ)
次回予習
次回は、対象者選定、シナリオ作成、録音、書き起こしなどの具体的手法について。教科書66--67ページを読んでおくこと。67ページ下端の留意点について、具体的にイメージしてみること。
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