http://tsigeto.info/2020/statu/u201218.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2020-12-18
年齢や学歴のような変数は、こまかくわかれていたり、順序に統一性がなかったりするので、そのままでは使いにくい。
適当なカテゴリーに統合して、クロス表を見る:
間隔尺度あるいは順序尺度としてあつかい、相関係数を見る:
PSPP のシンタックスはつぎのようになる:
recode q1_2a ( 20 thru 29 = 20 ) ( 30 thru 39 = 30 ) ( 40 thru 49 = 40 ) ( 50 thru 59 = 50 ) ( 60 thru 70 = 60 ) into age10. recode q6_1 (1 thru 2 = 1) (3 thru 5 = 2) (6 thru 7 = 3) (12 = 1) (13 = 2) (14 thru 17 = 3) into edu3. recode q6_1 (1 = 6 ) ( 2 = 8 ) ( 3 thru 5 = 11 ) ( 6 = 14 ) ( 7 = 17 ) ( 12 = 9 ) ( 13 = 12 ) ( 14 = 14 ) ( 15 = 16 ) ( 16 = 18 ) into eduyear.
従属変数としてQ39gを、独立変数としてQ1_2aを投入して回帰分析を実行 (前回資料参照)。
回帰分析では、最小2乗法 (least square method) で係数を求める。これは、適当な直線 A + BX によって Y の値を近似する方法であり、Y と A+BX とのずれの大きさを評価するために、差の2乗和をとる。この2乗和 Σ( (Y−A−BX)(Y−A−BX) ) が最小になるように A と B の組み合わせを求める。
教科書78--81頁参照
学歴を「教育年数」(上記参照) に変換したものを、独立変数に追加。この場合、回帰係数 (B) が独立変数の数だけあることになる。
Q39g = 切片 + B1 X1 + B2 X2
やはり最小2乗法で係数を求めるので、この2乗和 Σ( (Y−A−B1X1−B2X2)(Y−A−B1X1−B2X2) ) が最小になるように A と B1 と B2 の組み合わせを求める。
Q39g を従属変数とした回帰分析を3種類おこなって、結果がどうちがうかを説明する
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