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田中重人 (東北大学文学部教授)
2022-04-22
予備知識の調査について解説
配布した架空の回答票 (別紙) をもとに、データを入力してみよう。
まずPSPPを起動する。通常、「データエディタ」ウインドウの「変数ビュー」タブが表示された状態になるはず。
ここで、まず「変数」を定義する。
つづいてデータを入力していく。 今回は3人分のデータを用意してあって、変数は5個なので、 3×5の行列型のデータができるはずである。
適当な名前で保存してみる。
この方式はPSPPでデータを入力するときのいちばん簡便な方法であるが、 大きなデータはあつかいにくい。実際の調査データの入力では、Excelファイルやテキストファイルでデータを用意しておいて、PSPPに読み込むのがふつうである。
この授業で使用するのは、1995年SSM調査B票の一部。調査については、配布資料のほか、『日本の階層システム』(2000年、全6巻、東京大学出版会) を参照。
ただし、配布したのはこの調査データの一部に限定したものである。
毎回の授業で使うので、忘れないこと (調査票も)。
このデータは、この授業でのみ使用を許可されているものである。データが流出しないように注意すること。また、期末レポート提出時に、データを削除すること。
なお、自分の研究用のデータがある人は、課題などではそれを使ってもよい。ただし事前に相談すること。
PSPPのデータ (「データエディタ」ウインドウで見られる) は、ケース × 変数の行列型になっている。
「データエディタ」のメニューの使いかた
結果は別ウインドウ (出力ビューア) に表示される
PSPPの出力はあまりきれいでないので、レポートを作成するときなどは、ExcelやWordに表を貼り付けて整形することになる。が、出力ビューアの 表をそのままコピーすることができない。
そこで、出力結果をいったんHTMLで保存するなどして変換する。
アプリケーションの種類によっては、「オープンドキュメント」「CSV」等での保存も使える可能性がある。
川口秀樹 (2016) 「[PSPP]インポート、エキスポート、マージ」 <https://note.com/xinzuzhai/n/n63b900f0bb86> などを参照。
ウインドウ上部のメニューバーから操作する
配布したデータを使い、年齢についての度数分布表を出力する。ただし、適当な年齢幅に区切ること。結果の表を、年齢幅の設定などがわかるよう整形して、どの年齢層が多いかなどのコメントをつけて提出。また、課題の途中でどこでつまずいたかなどの経過について書いてもよい。木曜日正午までにGoogle Classroomに提出。
ほかの人と自由に相談してよい。
教科書のほか、つぎの資料を参考にしてよい。
ただ、これらはSPSSについての説明であるため、PSPP操作とは一部くいちがいがある。
これら以外の資料を使ったときは、課題中に書いておくこと。
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