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田中重人 (東北大学文学部教授) 2022-05-12

現代日本学社会分析研究演習I／現代日本学演習III「現代日本における社会問題の分析」

論文について発表 (1)

[テーマ] グループ内のほかの人の選択した論文について内容を説明し、討論。

授業内容

各グループで、それぞれの選んできた論文について、事前に打ち合わせておく。各自、自分の選択した論文について資料をつくり、授業開始時までに Google Classroom のストリームに投稿すること。

当日の発表手順は次の通り：

• 説明は、グループ内のほかの人がおこなう (2分)
• そのあと、論文を選択した本人が追加説明 (1分)
• 全体で討論 (10分程度)

報告すべき内容は次の通り：

• 論文の「問い」はなにか、それにどのような「答え」を出しているか、その根拠は何か
• 疑問点や批判など
• 内容を発展させる方向性

発表予定文献

グループ1

• 池田一城, 2015,「聖地の観光地化とマス・ツーリズム：高野山における交通の発達に伴う聖地空間の再編と役割の変化」『観光研究』26(2): 61-72. <http://doi.org/10.18979/jitr.26.2_61>
• 佐藤茂幸, 2011,「「食」による地域活性化に関する研究：山梨県大月市の郷土料理を事例として」『日本経営診断学会論集』11: 110-116. <http://doi.org/10.11287/jmda.11.110>
• 永田尚三・奥見文・坂本真理・佐々木健人・寅屋敷哲也・根来方子, 2012, 「地方公共団体の防災・危機管理体制の標準化についての研究」『社会安全学研究』2: 89-107. <http://hdl.handle.net/10112/00018556>

グループ2

• 長野隆之, 1999, 「柳田國男の民謡研究」『日本歌謡研究』39: 96-108． <http://doi.org/10.34421/kayo.39.0_96>
• 山内祐平, 2003,「学校と専門家を結ぶ実践共同体のエスノグラフィー」『日本教育工学雑誌』26(4):299-308． <http://doi.org/10.15077/jmet.26.4_299>
• 吉岡一志, 2018, 「「妖怪」との出会いからみる「学校の怪談」の現代的意味」『山口県立大学学術情報』11: 103-110. <http://ypir.lib.yamaguchi-u.ac.jp/yp/1456>

課題 (5/25まで)

下記のことを調べて、再来週水曜日 (5/25) 12:00 までに提出。

【課題1】雑誌の性格について調べる

1. 『山口県立大学学術情報』の歴史はどのようなものか。
2. 雑誌『デザイン理論』はどこが出版しているか。また、なぜ大阪大学の機関リポジトリが収録しているのか。

【課題2】各自の論文で参照されている文献の同定

自分の選んできた論文で参照されている文献を、すべて同定する。ここで「同定」というのは、その文献が入手できる状態になること (図書館の所蔵やオンライン文献のURLがわかる、など) を指す。実際に入手しなくてもよい。

簡単には同定できなかった ものについて、つぎのことをまとめる：

• その文献の書誌情報
• 同定に苦労した (または同定できなった) 原因

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