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田中重人 (東北大学文学部教授)
2023-10-06
現代日本学基礎講読II 2023年度(4セメスタ) 東北大学文学部
論文作成の基礎
2年生対象:2023年度 4セメスタ
<金2>605演習室 (文学部棟 6F) /
Google Classroom
クラスコード
szr3rc7
[配布資料セット (PDF形式)]
[第1回配布資料 (PDF形式)]
各回資料:
[10/13]
[10/20]
[相談1]
[11/10]
[11/17]
[11/24]
[12/1]
[12/8]
[12/15]
[12/22]
[相談2]
[1/5]
[1/12]
[1/19]
[期末レポート]
[返却]
授業内容
大学での研究 (たとえば授業での課題,レポート,卒業論文など) で要求される文章は、つぎのような条件を満たさなければなりません:
- データに基づいた論理的な推論を中心とする
- 論理構造に沿った章立てや段落分けが重要である
- 誤解をまねかないよう正確に書かなければならない
- 先人の業績と自分の意見とを区別しなければならない
- そのために文献参照の規則を守らなければならない
この授業では、これらのルールを学ぶと同時に、実際に論文を執筆し、受講者相互の批評をとおして執筆のプロセスを習得します。
成績評価
- 授業中の課題と宿題 (40%)
- 中間レポート (20%)
- 期末レポート (40%)
中間・期末レポート
中間レポート、期末レポートはそれぞれつぎのような内容にする予定:
- 中間レポート:
本・雑誌記事・TV番組などなんでも批評
- 期末レポート:
各自でテーマを選んで最終レポート
受講者との連絡とフィードバック
- 教員に質問等がある場合は、Google Classroom または電子メールを通じて連絡をとること。
Google Classroom が使えない場合、そのほか受講に関連して問題がある場合や特別の配慮が必要となる場合も教員に連絡すること。
- オンライン提出の宿題の場合、提出期限は原則として
授業前日 (木曜) 正午 (12:00)
です。
教科書と参考文献
教科書
木下是雄 (1981)『理科系の作文技術』中央公論新社. {ISBN:4121006240}
その他の推薦図書
入門者向け:
- 斉山弥生・沖田弓子 (1996)『研究発表の方法』凡人社.
- 二通信子・佐藤不二子 (2000)『留学生のための論理的な文章の書き方』スリーエーネットワーク.
系統的な練習:
- 浜田麻里・平尾得子・由井紀久子 (1997)『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版.
- 大島弥生・池田玲子・大場理恵子・加納なおみ・高橋淑郎・岩田夏穂 (2005)『ピアで学ぶ大学生の日本語表現: プロセス重視のレポート作成』ひつじ書房. {ISBN:9784894762299}
文科系向け:
- 斉藤孝・西岡達裕 (2005)『学術論文の技法』(新訂版) 日本エディタースクール出版部.
- Gibaldi, J. (1998)『MLA英語論文の手引き』北星堂書店.
日本語文法に関して:
- 大野晋 (1998)『日本語練習帳』岩波書店.
- 井上優 (2002)『日本語文法のしくみ』研究社.
- 各種国語教科書・参考書
ワープロによる執筆法:
- 木村泉 (1993)『ワープロ作文技術』岩波書店.
- ワープロソフトの解説書・マニュアル類
研究の糸口のつかみかた:
- 渋谷恵宜 (2000)『卒論応援団』クラブハウス.
- 戸田山和久 (2002)『論文の教室: レポートから卒論まで』日本放送出版協会.
レポート全般:
- 田中重人 (2005)「レポートを作成する」『人文科学ハンドブック: スキルと作法』東北大学出版会, pp. 74-80.
- 酒井聡樹 (2007)『これからレポート・卒論を書く若者のために』共立出版.
必要な準備
国語辞典 (授業中に使う場合がある)
赤ペンおよびその他の色のペン (授業中に使う場合がある)
宿題
附属図書館 (本館2号館) 所蔵の学術雑誌からつぎの条件を満たす適当な論文を探し、コピーをとる。 次回の授業で使うので、持ってくること。
- セクションがすくなくとも4つ以上にわかれていること
- 論文末尾に文献一覧が付いていること
つぎの部分をコピーすること
- 論文の全体
- 雑誌の名称や出版者がわかる部分 (表紙など)
- 雑誌の編集方針や論文掲載基準がわかる部分
予習
教科書 3.2--3.4節 (35--50ページ), 10.3節 (196--213ページ) を読んでおくこと。
参考資料
TANAKA Sigeto
/ 2023年度授業一覧
第2回の授業
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