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http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2013/statg/g130522.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習I「統計分析入門」(2013)
第5講 グラフの利用 (5/22)
[配布資料PDF版]
- [テーマ]
度数分布を視覚的に把握する
前々回宿題について
- 理論母集団 = 研究の対象 → 研究目的などから総合的に判断する
- 調査母集団 = 具体的な調査の対象をどこから抽出しているか
- 計画標本 = 実際の調査対象 (たとえば、調査票を渡した相手)
- 有効標本 = 実際に分析対象となるデータ
情報がきちんとのっていない論文も多い
前回課題について
尺度水準によって使える計算方法が違う (=使える分析法が違う) ことを理解しておくこと
発展問題 については以下のとおり
- SSM調査の質問項目のうち、比率尺度に当たるものはどれか → 人数、年数など
- 「中央値」「四分位」などに意味があるのはどの尺度水準か → 順序尺度以上
- 「収入」や「学歴」を間隔尺度として分析するにはどのようにすればよいか → 「変数値の再割り当て」で適当な値に変換:
今回の課題
つぎの3種類の度数分布について、適切なグラフを描け。
SPSSまたはExcelを利用すること。
Wordなどに貼り付け、コメントをつけて提出 (ISTUに火曜12:00まで)
- 男女比
- 本人年収の分布
- 本人年収の分布の男女比較
教科書32--37ページを参照。
グラフの利用
分析結果は、通常、表またはグラフで示す。
- 表 (table):
正確な数値がわかるが、全体の傾向を読み取るには熟練が必要
- グラフ (graph/chart):
全体の傾向が簡単に読み取れるが、正確さは犠牲になる
初心のうちは、表とグラフの両方を作成して読んでいくのがよい
度数分布 (の比較) をあらわすグラフの種類
- 円グラフ (半数を超えているかの判別に便利)
- 棒グラフ (離散量のそのままの分布を示す)
- ヒストグラム (連続量を階級に区切って示す)
- 度数ポリゴン (度数多角形とも。複数の分布の比較に便利。教科書 p. 34)
- 帯グラフ (積み上げ棒グラフとも。教科書 p. 106)
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