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田中重人 (東北大学文学部准教授) 2014-05-29

現代日本論演習/比較現代日本論研究演習I「統計分析の基礎」

第7講 クロス表の解釈


[配布資料PDF版]
[テーマ] クロス表の整形と解釈の方法

前回課題について

2×3のクロス表なので、 m=2 である。このため、m-1=1 となるので、結局 V = √(χ2 / ( N(m-1) ) ) = √( χ2 / N ) である。SPSSの出力にあてはめて確認してみるとよい。

式 [4-17] のなかでは、

添字を使った表記 (たとえば n11 や n1. や n.1 など) を覚えておくとよい。

連関係数 V は

「完全な」関連とは? → 教科書 p. 115


連関係数の解釈

連関係数は、「モデル」と「データ」の乖離を表した値と解釈できる

多くの統計手法で、このタイプの「○○係数」が使われる。

連関係数 V の大きさの評価は主観的な問題であり、対象とする変数の性質によって基準が変わる。非常に大雑把には、つぎのような値を目安にするとよい:


連関係数とφ係数、%との関連

SPSS では √(χ2 / N) の値を Phi (ファイ = φ) として出力する。 m=2 のときは、V = |φ| である。φ係数については別の計算方法がある (教科書 p. 110)。

2×2クロス表においては、φ係数と%の差との間には、一定の関係がある。


論文等のための表の書きかた

配布資料 参照


参考文献


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