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田中重人 (東北大学文学部准教授) 2013-11-21

現代日本論/比較現代日本論演習II「質問紙調査の基礎」2013年度(2学期)

第7講 調査票の構成 (11/21)


[配布資料PDF版]
[テーマ] 調査票全体の構成と予備調査

調査票全体の様式

分量

調査対象者の負担や回答時間を考えて上限を決める。多くても16ページくらい?

印刷の形式

両面刷りで、製本して冊子体にするのがふつう


1ページ目の様式

タイトル

調査主体・連絡先

あいさつ文

調査票とは別の紙に「あいさつ」を用意する場合もある。

記入上の注意

選択肢のえらびかた、数字の記入法、「わからない」ばあいにどうするかなど。

回収方法まで指示することもある。


調査票の最後


質問のならべかた

全体的な配列

答えやすいものを最初に、私生活に関するものを最後に。

たがいに関連する項目や、回答対象者を限定する項目はならべて配置する。

回答上の指示

質問番号と見出し

各項目には番号をつけ (問1, 問2, ... など)、その後に質問文をつづける。

質問番号の前に話題転換のための文を入れることがある


予備調査 (pre-test)

本調査の前に、かならず予備調査をおこない、調査票を修正する。

対象者は少数でよい (数人から20人程度) が、 本調査と同様の対象者 を選ぶこと。回答に迷ったところや答えにくいところ、意味のつかみにくい質問文などについて、回答者の意見を集めることが目的である。このため、実際に回答してもらったあとで、かかった時間、気になったところ、疲労感などについて聞いておくこと。


調査票の校正

小さなミスがのこっていると、それだけで調査が台無しになることがある。細心の注意を払って校正すること。


今後の予定

各自で調査を実施すること


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