「少子化」あるいは「少子社会」という言葉が政府の文書で初めて使われたのは,1992年の『国民生活白書』(経済企画庁) である。そこでは,1970年代前半からの出生率低下の (主として) 経済的背景を分析し,出生率低下に基づく出生数,子ども数の減少を「少子化」,子どもや若者の少ない社会を「少子社会」と呼んだ。少子化,少子社会はそれ以後,政府が出生率低下問題を取り扱う場合のキーワードとなった。
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p. 924-925
阿藤 誠 (2002) "24-VII 少子化と家族政策"
日本人口学会. 人口大事典. 培風館. {2002:4563051004}
Created: 2007-02-20. Updated: 2007-02-20.
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