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URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2012/family/f120706.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)

現代日本論概論「現代日本における家族」2012年度 (東北大学 文学部)

第9講 家族変動 (7/6)


[配布資料PDF版]
[テーマ] 近代の家族変動と現代の家族の特徴

今後の予定

7/20 授業時に期末試験をおこなう。試験範囲は、この授業の全体。 自筆のメモ (A4用紙1枚) のみ持ち込み可 (答案とともに提出すること)。

また、これまでの課題をまとめて、7/20 に提出。毎回の「授業時間内課題」のほか、宿題や、課題について自分で調べた資料をふくめてもよい。日付順にならべて表紙をつけ、上端を綴じること。現在の観点からみて内容を修正したい場合は、緑以外の色ペンで修正する。または、新たにA4判の用紙を用意して修正内容を書き、いっしょに綴じてもよい。課題再提出の際につける「表紙」は次回配布。または、 http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/family/brdface.pdf から取得できる。


前近代から近代へ

近代化 (modernization)


近代家族とは

家族の機能縮小

近代以前の社会において家族が果たしてきた主要な機能としてはつぎのようなものがある。

近代化とともに、家族の機能は少なくなってきた (▼印のものが縮小)。この機能縮小の過程は、日本社会では、20世紀はじめごろから、都市部のサラリーマン層で進展した (教科書 p. 30)。日本社会全体にひろまるのは高度経済成長期 (1970年代ごろまでにほぼいきわたる)。

近代家族

「近代家族」(modern family) の特徴 (教科書 p. 22) について、具体例をあげながら考察してみよう。


近代家族と家族問題

近代家族は、近代化に適応してできた合理性を持つ家族制度である。

他方、この制度にはさまざまな問題もある。「家族問題」とされる現象のほとんどは、近代家族の特徴に関係している


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