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URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2012/kiso/k120521.html
作成:田中重人 (東北大学文学部 准教授)

転換・少人数科目 (基礎ゼミ)「資源配分システムとしての家族・市場・政府」(東北大学 2012年度)

第5講 報告と質疑 (5/21)


お知らせ: 5/28は休講、そのかわり、その週の後半に、面談をおこないます。 21日の授業を欠席した人は、田中まで連絡をとって、面談日時を決めてください。 すでに決まっている日程は、ISTUのこの授業の掲示板にあげておきます。 そちらに書き込んでもかまいませんし、電子メールあるいはブログへのコメントでもかまいません。
面談場所は、田中の研究室 です。
[今回の課題] 自分の探した本1冊について、報告+質疑

学会発表風の質疑の作法

目的はふたつ:

  1. 報告者の今後の研究の発展に貢献すること
  2. 参加者の間での共通理解を発展させること

ブレーン・ストーミングとはちがい、単なる思い付きではなく、筋道だった議論にする必要がある。しかし、共通の「結論」を出すわけではないので、会議ほどには、焦点のさだまった議論にならなくてもよい。

報告を聞いている間に、質問/意見を考える

質問 (question): 報告者の答えるべきポイントがはっきりしているもの
意見 (comment): 必ずしも報告者に回答を要求しないもの

どちらであるかをはっきりさせて、要点がわかるように簡潔に。


レポート

この授業では、自分で問いを立て、それに自分なりの答えを出すことで、レポートを作成する。

問い: きちんと答えが出せるものでなければならない。必然的に、特定された小さな課題を選ぶことになる。ただし、その背後にある「大きな問い」、学問的な背景や社会的意義について必ず考えること
答え: 何を根拠としてその答えにたどりついたか、それに対する批判としてありうることは何かを考えること
発展させる可能性: この問いと答えを基にして、今後、どのように発展させる可能性があるか

これらについて、きちんと根拠を示しながら論じること。ただし、正式な論文としての体裁をとるものではなく、必要な情報を箇条書きでならべたようなものでよい。フォーマットは、授業後半で指示する。


次回予定と面談日程

5/28 は休講。そのかわり、レポートに向けての課題設定のための面談を、来週後半におこなう。

5/30 (水): 10:00--16:00
5/31 (木): 13:30--17:00
6/ 1 (金): 12:30--17:00

のなかで、ひとりあたり30分枠を設定 (ISTU掲示板に記載)

次回授業は 6/4。情報の整理とアイディア創出の方法を取り上げる。


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TANAKA Sigeto


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