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田中重人 (東北大学文学部准教授)
現代日本論演習「質問紙法の基礎」
第4講 調査の企画 (5/11)
[配布資料PDF版]
[課題用紙PDF版]
- [今回のテーマ]
調査の企画の際に考慮すべき事項を理解する
レポートについて
課題
各自の関心にしたがって調査を企画、質問紙を作成し、調査を実施して報告書を作成
- 対象者は20人以上
- 原則として、印刷・製本した質問紙を使った調査とする。特殊な調査法を使いたい場合には、田中まで相談
スケジュール
- 企画書提出 (5/25)
- 調査企画と質問紙について報告 (6/1, 8)
- 各自で調査実施
- 調査結果について報告 (7/6, 13)
- 個別面談 (7月下旬)
- レポート提出(8/14 締切)
企画書について
各自の調査について「企画書」を作成して次々回提出
- A4用紙1枚程度
- 調査の目的、対象者、配布・回収等の方法、参考にした既存調査と先行研究についてまとめること
今回の課題
自分の関心にしたがって、対象とする人々の範囲、検証すべき仮説、収集すべき情報を考える。用紙にまとめて提出。
なお、自分の関心が絞り込めない場合は、たとえばつぎのような課題についてとりあえず考えてみるとよい。
- いわゆる「バイト敬語」についての人々の意識
- 携帯電話の「絵文字」の印象
- 大学生の進路選択と両親とのコミュニケーションとの関係
調査の企画にあたって注意すべき事項
- 誰を対象とするか (母集団: population)
- 検証すべき仮説
- どのような情報を収集するか
これを具体化して、次のようなことを決めていかなければならない
- 調査で接触する対象者 (標本: sample) の抽出方法と人数 (sample size)
- 仮説検証のために必要な項目と測定・分析の精度
- 調査方法、個々の質問項目と回答選択肢、分析の方法
制約条件として日程、人手、費用などを考慮して、実現可能な企画を立てること。
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TANAKA Sigeto
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- 2012-05-11:Created
- 2012-05-11:Minor corrections
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