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URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2012/quesu/q120727.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
現代日本論演習「質問紙法の基礎」(東北大学文学部) 2012年度
第10講 調査の倫理 (7/27)
[配布資料PDF版]
学術倫理の3つの側面
- 研究対象に対する問題:
対象者に対するインフォームド・コンセント、個人情報の管理、成果のフィードバック
- 学術共同体内での問題:
データの捏造、改竄、アイデアの盗用、ギフト・オーサーシップ
- 研究成果の応用に関する問題:
公表した研究成果やそれに基づく提言がどのような結果をもたらすか
研究対象への配慮
- 調査の目的を十分に説明して同意を得る
- 個人情報の収集は最小限にし、個人が特定できるデータは調査票とは切り離して保管する
- 公表するデータの中に、個人情報が入り込まないように (特に自由記述の扱いに注意)
- 東北大学文学部では、調査・実験倫理委員会を組織しており、調査や実験の計画を事前に提出して許可を得なければならないことになっている
<http://www.sal.tohoku.ac.jp/rinri/>
(学生が指導教員の指導を受けておこなうものは対象外)。
- 可能であれば、研究の成果を対象者にフィードバックする方法を考える
- 終了後の調査票の保管/廃棄
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