URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/writing/
作成:田中重人 (准教授)

現代日本論基礎講読「論文作成の基礎」

東北大学文学部 2012年度 (3セメスター) 2年生対象 (時間割コード=LB32102)
<火1>133教室 (文学部棟 1F)
[配布資料セット (PDF版)]

授業内容

大学での研究 (たとえば授業での課題,レポート,卒業論文など) で要求される文章は、つぎのような条件を満たさなければなりません:

この授業では、これらのルールを学ぶと同時に、実際に論文を執筆し、受講者相互の批評をとおして執筆のプロセスを習得します。

成績評価

中間・期末レポート

中間レポート、期末レポートはそれぞれつぎのような内容にする予定: (いずれも現時点での予定です。授業の進行状況などによって変更する場合があります。)

中間レポート、期末レポートとも、特によいものについては、著者の同意をえたうえで、 インターネット上で公開することを考えています。 過去のものについては、 http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2001/writing/ から一部たどれるようになっているので、参考にしてください。

受講者との連絡とフィードバック


授業予定

[ ] 内は教科書の参照箇所 (セクション番号)

1. 論文の文章 (4/10)

2. 論文の基本形 (4/17) [3.2-3.4, 10.3]

3. パラグラフ (4/24) [4]

4. 文と文の接続 (5/8) [4, 5]

5. 構文解析 (5/15) [5]

6. 構想・立案・材料の準備 (5/22) [2, 3.5, 8.6]

7. 草稿を読む (5/29)

★中間レポート 相互批評

この段階での原稿を提出し、相互批評 (赤ペンでコメント)
→コメントを参考に書きなおして、2週間後に提出

8. データを簡潔に表現する (6/5)

9. 表題、キーワード、注 (6/12) [10.3.3]

10. 科学的文体 (6/19) [6, 7, 8]

11. 書誌情報の利用 (6/26) [9.4]

12. 文献参照 (7/3, 10) [9.4]

13. 公表文章の倫理 (7/17)

7/24 は、課題返却と期末レポートについての相談

教科書と参考文献

教科書

この教科書に欠けているもの:

他の推薦図書

入門者向け: 系統的な練習: 文科系向け: 日本語文法に関して: ワープロによる執筆法: 研究の糸口のつかみかた: レポート全般:

必要な準備

国語辞典 (授業中に使う場合がある)

赤ペンおよびその他の色のペン (授業中に使う場合がある)

レポート執筆用にパソコンを使える環境を確保すること

課題とレポート提出にISTUシステムを利用する。 使いかたをおぼえておくこと。


宿題

附属図書館 (本館2号館) 所蔵の学術雑誌からつぎの条件を満たす適当な論文を探し、コピーをとる。 次回の授業で使うので、持ってくること。

  1. セクションがすくなくとも4つ以上にわかれていること
  2. 論文末尾に文献一覧が付いていること

つぎの部分をコピーすること

予習

教科書 3.2-3.4節 (35-50ページ), 10.3節 (196-213ページ) を読んでおくこと。

出口

過去の授業: 今年度の授業:
TANAKA Sigeto

Created: 2012-04-09. Updated: 2012-04-10. This page is monolingual in Japanese (encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS").