http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2013/statg/g131120.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2013-11-20
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」(2013)
とりあえず、平均値を並べて比較するには:
SPSS では「分析」→「記述統計」→「記述統計」で多くの変数の平均値 (と標準偏差) を並べて出力できる。
同一ケースが複数の項目に回答している場合、 項目間に「対応」がある という。
このような項目の比較には、対応を考慮した分析法を使う必要がある。
例題: つぎのような 3ケース×2変数 のデータについて、どちらの変数が大きくなる傾向にあるかを考えてみよう: 変数A 変数B 差 ケースX 4 - 5 = ケースY 3 - 4 = ケースZ 5 - 1 = 平均値 多数決をとると?
このように、ケース間の 異質性が大きい 場合は、対応を考慮して分析しないと、データの特徴をつかみそこねる可能性がある。
「A. 高い収入」 vs. 「B. 家族からの信頼・尊敬」 …… どちらが大切?
これら2つ以外に A=B の人がいるから、これをどうあつかうかが問題になる。
「符号検定」(sign test) とは…
適当な2変数について、符号検定を行う。クロス表 (または相関図) も出力して、結果を解釈すること。 ISTUで来週火曜正午まで。
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