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田中重人 (東北大学文学部准教授) 2013-11-27

現代日本論演習／比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」(2013)

第8講　変数をキーにした分析 (2) (11/27)

[テーマ] 符号検定、二項検定、平均値の差の推測

課題

• 前回資料の「3.1 例題」について、SPSSで符号検定をおこなう
• それらの変数についてクロス表を出力し、それと照らし合わせて、「符号検定」が何を行っているかを把握する。

なお、この種の分析の場合は、クロス集計表のパーセンテージのところでは「全体」をえらぶとよい

• ほかの適当な2変数を選んで、符号検定とクロス表を出力し、結果を解釈すること (→この結果を、火曜正午までにISTUに提出)

二項検定

「符号検定」は、比率を使った検定の一種である

• A = B のケースを除外しないで比率を求めることもできる
• 帰無仮説は、比率=0.5 でなくても、任意の比率を設定できる

このように、さまざまな比率の計算方法と帰無仮説の設定で統計的検定をおこなう一群の方法を「二項検定」と呼ぶ。

SPSSでは、あらかじめ「変数値の再割り当て」などで、2値変数を作っておき、「分析」→「ノンパラメトリック検定」→「2項」を使う。

差の平均値の統計的推測

二つの変数の差について新たな変数を作ってみる：

• 「変換」→「計算」
• 「目標変数」に適当な名前を
• 数式を作成
• シンタックス貼付、実行
• 度数分布 (「統計」オプションで平均、分散、SD、標準誤差を出力)

上で求めた「ふたつの変数間の差の平均値」について、信頼区間を求めるにはどうすればよいか?

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