http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2013/writing/w130702.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2013-07-02
東北大学文学部 (2013年度) 現代日本論基礎講読「論文作成の基礎」
点数は20点満点です。内訳と採点基準は、採点表を参照。
8/19 (月) 17:00までに再提出 (ISTU) すれば、5点以内の範囲で加点します。
提出先はいずれもISTU。レポート本体については、PDFファイルのみに限定する (中間レポートと同様)
期末レポートの構成は以下のとおり:
テーマは、各自の興味に則って決める。ただし、時間的な制約の中で、きちんと先行研究にあたった上でオリジナルな内容を盛り込めるテーマでなければならない。大きな研究につながるようなテーマの中で、できるだけ小さい範囲にしぼりこむのがよい (教科書 pp. 13--21)。
先行研究を探すには、詳しい人(教員や大学院生など)に聞くか、入門書・概説書を探すかして、基礎的な情報をまず仕入れるのが常道である。たとえば、その分野の常識的な知識、基本的な用語、既存の論争や学派の違いなど。この段階では、図書館よりは書店のほうに分がある。初学者・一般読者向けの雑誌がある分野では、そのバックナンバーに目を通すのもよい。
その上で、網羅的に文献を探してみること。解説書などの文献表から「芋づる」式に探したり、文献データベースを利用する。図書館のサービスを活用すること。
表題は、内容を具体的に示したものでなければならない。内容に関する情報を詳しく載せるほうがよいが、一方で短いほうがよいというトレードオフ関係がある。副題を活用するなどして、簡潔でわかりやすい表題を工夫する。
表題の例:
キーワードは、本来はデータベースでの検索用である。論文の内容を端的に表すことばを3--5個程度えらぶ(通常は、表題にふくまれていないことばをえらぶ)。
キーワードの例:
論文の末尾に「文献」というセクションを設け、論文で引用した文献 (2本以上) をそこにすべて掲げる。形式は、前回資料にしたがうこと。
草稿を読んでコメントしてもらったり、内容に関する改善を助けてもらうなど、執筆にあたって便宜を図ってもらった人への謝辞を最後に書く。何について感謝するのかを明確に書くこと (教科書 p. 208)。必要なら、所属を括弧書きでつける
謝辞の例:
下記のような様式で構想報告書を作成し、7/8 (月) 正午までにISTUに提出。
氏名: 学年: 学籍番号: 1. 表題 (仮): 2. 目標規定文: 3. これまでに収集した資料の一覧: 4. 資料収集と執筆にあたっての問題点 (こういう文献がみつからない、など)
期末レポートを書くにあたって、構想報告書以降の執筆の経過をまとめる。
8/19 (月) 17:00 までにISTUに提出
つぎの事項は引用不要
根拠や出典に関する疑問を感じさせる事柄を述べるときは、かならず出典を明示する
配布資料 を読み、文献引用の方法について理解する (提出不要)。
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