http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2013/writing/w130709.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2013-07-09
東北大学文学部 (2013年度) 現代日本論基礎講読「論文作成の基礎」
いずれの場合も、引用の範囲がどこからどこまでかをはっきりさせること。また、出典を明示して、読者が確認できるようにしておかなければならない。
これらの形式で引用する場合は、一字一句たがえず正確に写さなければならない。
ただし、つぎの場合は例外。
これら以外の場合は、原典どおり、正確に書き写す。
通常、引用部分の直後に(著者,出版年,ページ)の形式で出典を表示する。別紙の文例を参照。
この研究によれば「……」(伊藤,1998,p. 75)である。
著者名を文中に入れて不自然でない場合は、著者(出版年,ページ)の形式で次のように書いてもいい:
伊藤(1998, p. 75)は「……」と述べている。
単一ページの場合は p. 複数ページの場合は pp. をつけること。論文末尾の「文献」セクションと照合すれば書誌情報がわかるようにしておく。
原典の文章そのままではなく、変形/要約して示す場合を「間接引用」と呼ぶ。直接引用とはちがって、引用範囲を示す記号は使用せず、文章の中に織り込んでしまう。
参考にした文献中で引用されている文献を参照したい場合は、 その原典にさかのぼって確認するのが原則 である。もちろん、原典が入手困難であったり、自分が読めない言語で書かれている場合などは、確認できないこともあるが、それ以外の場合には、必ず原典にあたること。
「文献」セクションは、自分が責任を持てる情報源を列挙するものである。原典に直接あたらなかった場合は、その原典を「文献」セクションに載せてはならない。
たとえば、論文Bのなかで論文Aの内容が紹介されているとする。その内容を引用したいが、もとの論文Aが入手できない。このような場合は、つぎのようにする。
History of this page:
This page is monolingual in Japanese (encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS").
Generated 2013-07-07 18:07 +0900 with Plain2.
Copyright (c) 2013 TANAKA Sigeto