http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2014/statg/g141016.html
田中重人 (東北大学文学部准教授)
2014-10-16
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」
ふたつのグループで別々に信頼区間を求めた場合:
通常は、「グループ間の平均値の差」について、母集団における値の信頼区間を求める方法をとる。→ 前期第12講
復習:
推測統計手法で正規分布を使った推定・検定をおこなうことはあまり多くない。よく使うのは、正規分布を変形した t 分布、χ2分布、F分布である。いずれも「自由度」(degree of freedom: DF) と呼ばれるパラメータを持ち、それによって形が変わる。
標準正規分布に従う変数の2乗は、DF=1の χ2 分布に従う。
t分布に従う変数の2乗は、第1DF=1 の F 分布に従う。
「検定力」(power of a statistical test) とは…… 母集団における一定の大きさの関連をどれくらいの危険率で検出できるか
信頼区間の幅がどれくらいになるかを、サンプルサイズを変化させて見てみるとよい。
検定力について、つぎの計算をせよ
森敏昭・吉田寿夫 (1990)『心理学のためのデータ解析テクニカルブック』北大路書房. {ISBN:9784762801310}
永田靖 (2003)『サンプルサイズの決め方』(統計ライブラリー) 朝倉書店. {ISBN:4254126654}
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