http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2018/occ/
田中重人 (東北大学文学部准教授) 2018-10-02

現代日本論概論

現代日本における職業

各回資料： [10/9] [10/16] [10/23] [10/30] [11/6] [11/13] [11/20] [11/27] [12/4] [12/11] [12/18] [1/8] [1/15] [1/22]

2年生対象：2018年度後期 (4セメスタ) ＜火2＞文学部 133講義室

『講義概要』記載内容

◆ 講義題目：現代日本における職業

◆ 到達目標：現代日本社会における職業と労働に関する諸問題を理解する

◆ 授業内容・目的・方法：職業・労働について、社会学を中心に、経済学・経営学・法学などにおけるとらえかたを概観したうえで、現代日本社会における問題について考えていきます。トピックとしては、労働統計の読みかた、雇用をめぐる法と政策、外部労働市場と内部労働市場、社会階層と社会移動、ジェンダーと労働などをとりあげます。授業においては、およそ2回に1回の割合で、これらのトピックに関連したテーマを設定して、授業時間内に作文を完成させる課題を課します。また、法律や統計などの資料を探索・解釈する宿題を課すこともあります。

◇ 教科書：なし

◇ 参考書：下記参照

◇ 成績評価の方法：授業中の課題と宿題によって評価する。

◇ 備考：受講者は、3セメスタ開講の 現代日本論概論「現代日本における家族」 を履修しているか、それと同等の知識を習得済みであることが望ましい。

授業の概要 (予定)

1. 第1講　労働統計(1) さまざまな働きかた [10/9]
2. 第2講　労働統計(2)：賃金と労働時間 [10/16]
3. 第3講　雇用をめぐる法と政策 (1) [10/23]
4. 第4講　雇用をめぐる法と政策 (2) [10/30]
5. 第5講　外部労働市場と内部労働市場 [11/6]
6. 第6講　企業の人事管理と労働者のキャリア [11/13]
7. 前回までの復習と進度確認 [11/20]
8. 第7講　社会階層と職業 [11/27]
9. 第8講　社会移動と職業・教育 [12/4]
10. 第9講　ジェンダーと労働 [12/11]
11. 第10講　性別による不平等 [12/18]
12. 第11講　社会的不平等と職業 [1/8]
13. 進度確認 (2) と課題再提出 [1/15]
14. 課題返却と講評 [1/22]

※ [ ]内の日付は、学期前のおおよその計画をあらわしているが、 実際の授業の進行状況によって前後にずれることがある。

参考書

• 厚生労働省 (2018)『知って役立つ労働法：働くときに必要な基礎知識』(2018年4月) <http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouzenpan/roudouhou/> ． 【「法と政策」の回までに読んでおくこと】
• 労働政策研究・研修機構 (2010)「特集：初学者に語る労働問題」『日本労働研究雑誌』597 <http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2010/04/> ． 【「法と政策」「労働市場」の回で一部の論文を使用】
• 犬塚先 (編)(2003)『新しい産業社会学』(改訂版) 有斐閣． 【「階層」の回で使用】 {ISBN:4641121982}
• 宮本太郎 (2009)『生活保障』岩波書店． 【「階層」「ジェンダー」の回の理解に有用】 {ISBN:9784004312161}
• 嵩さやか・田中重人 (編)(2007)『雇用・社会保障とジェンダー』東北大学出版会． 【「ジェンダー」の回の理解に有用】 {ISBN:9784861630606}

授業中の課題について

およそ2回に1回の割合で、授業時間内に課題を課す。 その日の授業終了時に提出、次回に返却。 内容や形式に問題がある場合は、書き直しを求めることがある。 この課題遂行のため、携帯用通信機器や電子辞書の持ち込みを推奨。

返却した授業時間内課題は、捨てずに保存しておくこと。 期末試験の日にまとめて再度提出。

なお、授業時間内の課題とは別に、宿題を出すこともある。 この宿題も成績評価の対象となる。

進度確認について

進度を確認するための (大きめの) 課題を2度おこなう。

• 11/20: 範囲はその直前までの授業でとりあげた内容すべて。何でも参照可 (電子機器類を除く)。
• 1/15: 範囲は授業全体。自筆メモ (A4用紙1枚) のみ参照可。

次回までの宿題

「労働力調査」について、つぎの項目を図書館の経済統計コーナー、2号館雑誌書架、またはインターネット「政府統計の総合窓口」 <http://www.e-stat.go.jp> で調べ、A4用紙にまとめて次回授業時に提出

1. 1985年および2015年 (それぞれの年平均) について、15歳以上人口、労働力人口、労働力人口比率、完全失業者数、完全失業率
2. これら2年次それぞれの報告書の解説を読み、調査方法のポイントをまとめる。また、調査方法がどのように変わったかをまとめる。
3. これらの項目をどのような手順で調べたか。また調べる上で苦労した点。

講師連絡先

田中重人 (東北大学文学部日本語教育学研究室)

〒980-8576: 仙台市青葉区川内27-1 文学部・法学部合同研究棟2F

E-mail: tanakas2013 ＠ tsigeto．info

Homepage: http://tsigeto.info/welcomej.html

Blog: http://b.tsigeto.info/school

オフィス・アワーは定めていない。質問等がある場合はあらかじめ適当な時間に予約をとること。 受講者への連絡は、授業においてまたは文学部2F教務係前の掲示板、学務情報システムによる。

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過去の授業：

• 2017年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2016年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2015年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2014年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2013年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2012年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2011年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2010年度 現代日本概論「現代日本における職業」
• 2009年度 現代日本概論「現代日本における職業」

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