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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2017-06-09
3--4人程度のグループで、図、表、箇条書きなどの書きかたを考える。A3用紙に書いて、発表。各グループの課題は次のとおり:
箇条書きには次の3種類がある。
マーカーつき箇条書き
番号つき箇条書き
見出しつき箇条書き
箇条書きの各項がひとつの文だけからなっている場合は、 最後に句点をつけない。項の中に複数の文を含む場合は、通常の文章と同様に、句点をつける。
番号つき箇条書きについては、改行せずに文中にくくりこむかたちで使うことがある。教科書 pp. 140--142 参照。
「表」(table) と「図」(figure) はつぎのように区別する
表はこまかい情報を正確に伝えるのに適している。 図はデータの傾向や全体像をみせるのに適している。 ただし、「おなじデータを図と表の両方で示すことは〔……〕許されない」 (教科書 p. 206) ので、どちらか適切なほうをえらぶこと。
表と図は、ページのなかの適当な場所 (ふつうは上端または下端) に配置する。文章との関係が固定されておらず、 ページ割りの都合によって前後に移動するので、「フロート」(float) と呼ばれることがある。本文との間には必ず1行以上の空白を入れて、視覚的に区別できるようにする。表や図はセンタリングする。
表や図には、番号と見出し (caption) をつける。
表・図の中の文字サイズは、 本文よりも1段階小さいものを使う。一行に収まらない等の場合は順次小さい文字にして、体裁を整えること。
表や図は、「それだけを見ればわかる」(教科書 p. 206) ように書くこと。図・表の読みかたやデータの出所など、 必要なことを図・表の下端に書いておく。
補足的な説明で、本文中に盛り込むと話の流れがわかりにくくなるようなものは、注にする。注のつけかたには、次の2種類がある。いずれの場合にも、 本文中の該当個所の右肩に数字をつけて対応を示す。
注を表す数字には、(1) 2) *3 などさまざまな表記がある。 また、脚注の場合には、数字ではなく、記号を使う流儀もある。ソフトウエアによって、番号を自動的に付加する機能や脚注を配置する機能が用意されている場合がある。
次回は「科学的な文体」をとりあげる。教科書 6, 7, 8章を読んでおくこと。また、各自の中間レポートを持ってくること (授業中の課題で使用)。
6/23--7/6 の間に、中間レポートの返却と期末レポートの相談を個別におこなう。
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