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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2018-12-13
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」
対応のあるデータの場合、平均値の差の信頼区間を求める際の数式の標準誤差 (standard error) を、相関係数を用いて調整する。この点が、通常の (対応のない) 平均値の場合と異なる。
クロス表 (または相関図) をいちいち示すのが基本 (別紙参照)。各セルには、度数と 全体での%を書く。統計量などは表の下に書く。必要な統計量は分析法によって違うので注意。
対応のあるt検定であれば、各変数の平均とSDの表をのせる。表の下に、人数、相関係数、平均値の差、有意水準(対応のある検定であることを明記)を書く。
符号検定であれば、x>y, x=y, x<y 各ケースの比率の表をのせる。表の下に、有意水準 (符号検定であることを明記) を書く。
ハッセ図 (Hasse diagram) が使える。平均値などの高い順に変数を並べ、有意な差がある変数どうしを線でむすぶ。具体例は別紙参照。
3つ以上の変数をつかう分析法を「多変量解析」(multivariate analysis) という。次の2種類に分けられる (大野, 1998, p.48-56)。
この授業では前者をあつかう。
相関係数行列を出力して、「似ている」変数のグループを探す。
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