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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2019-01-17
現代日本論演習/比較現代日本論研究演習III「実践的統計分析」
因子分析の結果をもとに、個々のケースについて、因子の値を計算したものを「因子得点」(factor score) という。この値を変数として保存して、ほかの分析に使うことができる。
SPSSでは、「得点」オプションで「変数として保存」をえらぶ。方法は「回帰法」(デフォルト) のままでよい。変数名は指定できない (SPSSが自動的につける) ので、必要ならデータエディタを開いて名前を変更する。
因子得点は、
という手続きで求めている。 SPSS では、「得点」オプションで「因子得点係数行列を表示」をえらぶと、(2)の係数がわかる
因子得点の平均は0であり、各変数との相関が因子負荷量と一致する。
因子得点同士の相関係数は、直交回転 (バリマックスなど) の場合はゼロであるが、斜交回転 (プロマックスなど) の場合は因子間相関に等しい。
適当な変数群について因子得点を算出して、それと性別・年齢との関係を分析する。分析結果の出力と、その解釈を書いて提出。
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