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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2020-07-23
「現代日本学」と「現代日本の研究」
口頭コミュニケーションに影響する非言語的要素
- 例: 「悲しい出来事について笑いながら話している人」をみたとき、私たちは何を読みとるのか?
「日本人の笑みをどう受け止めるか:日本語母語話者と中国人日本語学習者の比較」(東北大学文学部 2013年度卒業論文 (日本語教育学専修)).
2013年5--9月に放送されたテレビ番組から、9部分の映像を作成 (いずれも10秒程度)。 5つはテレビドラマから、4つはトーク番組やドキュメンタリー番組から抜粋。ドラマのうちひとつは対象者の練習用に使用し、のこる8つの映像を調査に使用。
各映像について、つぎの手順を繰り返す:
今回は「6. 震災」の映像について検討。
「現代」(contemporary) ということばの意味 →語源にさかのぼってみる
「現代」の範囲は研究者によって異なる。
歌舞伎「寺子屋」(菅原伝授手習鑑) における「松王丸の泣き笑い」
経験と訓練で境界を広げることが可能
理屈抜きで「わかってしまう」事柄について
想像力を広げるための理論や知識 ←→ 研究分野における知見の蓄積
直観と想像力と既存の知見だけでは研究は (ふつう) できない。
新規でかつ説得力のある主張をおこなうには、何らかの「データ」(多くの人がアクセスでき、おなじ内容が引き出せる情報) が必要。
つぎの設問に答えてください。ただし、あなた自身がどう考えるかではなく、 一般的に どう考えられているかを答えること。
人文社会序論「現代日本学入門」(田中担当分) のインデックス
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