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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2020-12-03
現代日本学各論III/現代日本学社会分析特論I「現代日本における家族と人口」
政府に提出される各種の届出 (出生届、死亡届、転出・転入届、出入国管理、婚姻届、離婚届……) にもとづいて集計・公表される。官庁の日常的な業務のなかで出てくるデータを集計したものなので、「業務統計」と呼ばれ、統計のために調査をおこなう「調査統計」と区別される。
「国勢調査」は、国籍にかかわらず「日本に常住する者」全員を対象とした調査であり、基本的には全員分の人口データが集計されている。特に必要がある場合には、「外国人」と「日本人」を別に集計した表もある。
これに対して、「人口動態統計」で計算されている各種の人口指標は、「日本に居住する日本人」についてのものである。印刷・公表される『人口動態統計』は、最近は3巻セットになっており、外国人のデータは下巻にまとめられている。つまり、「下巻」に記載のデータ以外は、日本人 (=日本国籍を持つ者) に限定されている。
長期間にわたって出生行動が安定的であれば、CFR (complete fertility rate) とTFR (total fertility rate) は一致する。
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