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田中重人 (東北大学文学部准教授)
2020-11-27
トランスクリプトは、自分が読んで分析するためのものである (論文などで引用するときは、適宜整形する)。自分なりに記号などを工夫すること。基本的に、ターンごとに行をかえて書いていく。
万一流出した場合にも対象者が特定できないよう、氏名を記号化するか、適当な仮名を割り当てる。インタビュー中にでてくる固有名詞も同様にする。
対象者の基本的な属性については、事前にわかることを表などにまとめておくとよい。重要な内容について(特に事実レベルのこと)、表や箇条書きの形式で全対象者をまとめ、一覧できるようにしておく。この表に適宜必要な情報を追加していくとともに、自分の頭の中に全対象者の基本的な情報が入っているように。
会話分析で使われているものなどを参考に、自由に決めてよい (前回配布した資料を参照)
次回は「分析」の方法を取り上げます。自分の調査のトランスクリプト(前に作ったのを修正したのでもよい)を Google Classroom のストリームに授業前に提出。
【調査名】
東北大学文学部○年生の □□□□□ と申します。今年度の「現代日本学演習IV」(東北大学文学部田中重人准教授担当) の授業の課題で、面接調査をおこなっております。調査のテーマは「××××××」というもので、○○の人を対象として、私1人で調査します。
この面接への参加は自由意志によるものです。いったん面接を始めたあとでも、面接途中で中止を求めることができます。また、答えたくない質問に対しては、答えなくてもかまいません。
調査の内容は、個人名や所属がわからない形で書き起こし、分析結果を期末レポートとして提出します。また、授業の際に、書き起こした内容を他の受講者とともに検討することがあります。面接の際の筆記記録、録音データは私が責任をもって厳重に保管し、レポート提出後に破棄します。レポートの執筆にあたっては、あなたおよび関係者のプライバシーが侵害されないよう最大限の注意を払い、個人が特定できないかたちで結果を記載します。書き起こし記録やレポートをご覧になりたい場合は、ご請求くだされば、お見せします。
面接者:____________ 所属:東北大学文学部○○学専修(○年生) 連絡先: (電話番号、Eメールアドレスなど)以下の各項目について、同意いただける場合は、チェックをお願いいたします。
ご意見やご要望がおありでしたら、自由に記入してください
【スペースを設ける】
以上、ご確認およびご回答いただけましたら、お名前と日付をご記入ください
氏名:___________ 日付: 年 月 日鈴木 (2002, p. 78--79) など参考にして、適宜作成すること。当日、2部を対象者に手渡し、署名した1部を返してもらって保管する。 (オンラインでの調査の場合は、やりかたを工夫すること)
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