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田中重人 (東北大学文学部准教授) 2020-05-15

現代日本学演習II「統計分析の基礎」

第4講 度数分布表とグラフの利用


[配布資料PDF版]
[テーマ] グラフの種類と、それらの適切な使い分け

前回課題について


データセットを分割する方法

PSPPには、特定の変数の値によってデータセットを分割するコマンドがある

いったんこの操作をすると、それ以降は、すべての分析が、その変数の値ごとに別々におこなわれる。

元に戻すときは、「データ」→「ファイルの分割」→「すべてのケースを分析」


グラフの利用

分析結果は、通常、表またはグラフで示す。

表 (table): 正確な数値がわかるが、全体の傾向を読み取るには熟練が必要
グラフ (graph/chart): 全体の傾向が簡単に読み取れるが、正確さは犠牲になる

初心のうちは、表とグラフの両方を作成して読んでいくのがよい


度数分布 (の比較) をあらわすグラフの種類

PSPPでは


宿題1

つぎの3種類の度数分布について、PSPPで適切なグラフを描け。

出力ビューアのメニュー「ファイル」→「書き出し」でファイル名の末尾を「.pdf」にするとPDF形式のファイルができるので、それを木曜正午までに Google Classroom に提出。

  1. 男女比
  2. 本人年収の分布
  3. 本人年収の分布の男女比較

教科書32--37ページを参照。


宿題2

  1. 教科書 pp. 7--16 を元に、「データの種類」の分類 (名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度) についてまとめよ
  2. SSM調査の質問項目のうち、比率尺度に当たるものはどれか
  3. 累積パーセントに意味があるのはどの種類のデータか
  4. 「収入」や「学歴」を比率尺度として分析するにはどのようにすればよいか

木曜正午までに Google Classroom に提出。


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