[Previous page]
[Next page]
http://tsigeto.info/2022/statu/u220729.html
田中重人 (東北大学文学部教授)
2022-07-29
現代日本学演習II「統計分析の基礎」
第13講 分析結果の表現
[配布資料PDF版]
- [テーマ]
検定結果の表記
前回課題について
クロス表と連関係数 (V) と独立性の検定
- クロス表の独立性の検定は、各セルの期待度数が小さいと正確な結果にならない。期待度数が5未満のセルがあるとまずいので、チェックしておくとよい。
- 「統計」オプションで「カイ2乗」と「Phi」を指定する
- 検定結果 (有意水準) は、「ピアソンのカイ2乗」の列の右端「Asymptotic Sig. (2-tailed)」(漸近有意確率 (両側)) を見る
分散分析と相関比 (η) とF検定
- 尺度水準を確認すること
- 「分散分析」表の右端「有意水準」を見る
- 相関比 (η) は、「平方和」から √(群間/合計) で計算できる
- クロス表の「統計」オプションで「イータ」を指定してもよい
「有意確率」(p値) と「有意水準」「危険率」は混同して使われていることが多い (統計ソフトの用語翻訳がいい加減である) ので注意
検定結果の書きかた
- 検定の結果は表の下端の注釈に書く
- 検定の対象になる統計量を必ず書く
- 有意である場合は、p < 0.05 のように書くか、統計量右肩にアステリスク (*) をつける
- 有意でなければ、p > 0.05 のように書くか、統計量右肩に ns と書く (= not significant)
具体例は
配布資料PDF版
を参照。
表そのものの書きかたについては、
6月3日資料
と
7月1日資料
を参照。
この授業のインデックス
前回の授業
|
期末レポート
TANAKA Sigeto
History of this page:
- 2022-07-29 : Created
- 2022-07-29 : Minor corrections
This page is monolingual in Japanese (encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS").
Generated 2022-07-29 14:22 +0900 with
Plain2.
Copyright (c) 2022
TANAKA Sigeto