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田中重人 (東北大学文学部教授) 2022-11-04

現代日本学演習V「実践的統計分析」

第4講 順位相関係数


[配布資料PDF版]
[テーマ] 順序尺度の相関を測る方法

尺度水準と分析法


相関係数とは

ふたつの変数どうしが正 (+) の関係にあるか、負 (−) の関係にあるかを、−1 〜 +1 の範囲の値であらわす。

「相関図」(または「散布図」(scattergram) ともいう) を描いて考えるとよい (教科書 p. 75)。


順位相関係数

Pair

相関図上の任意の2点を直線で結んだとき

それぞれのペアの個数を C, D とする。

グッドマンとクラスカルの「ガンマ」係数

Goodman-Kruskal's γ = (C-D)/(C+D)

同順位ペアをうまく扱えないので、あまり使われない

ケンドールの順位相関係数 (タウb)

同順位ペアがなければ、Goodman-Kruskalのγと同じ値になる。

SPSSコマンド


課題

(x, y) の値がつぎの組み合わせであるような6人の標本があるとする:

( 1, 2 ) ( 2, 4 ) ( 2, 4 ) ( 4, 3 ) ( 4, 5 ) ( 5, 5 )

この標本について、Kendall の順位相関係数タウbを求めよ。


次回予習

教科書の第3章、第8章7節を読んでおくこと。


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