http://tsigeto.info/2023/intv/i231124.html
田中重人 (東北大学文学部教授)
2023-11-24
この授業のレポートを作成するための面接調査について、どのような対象者を、どのようにして、何人集めればよいか考える。実際のスケジュールや、自分がどの程度の労力を割けるかを考慮して、具体的に考えること。
「無作為抽出」(random sampling)…… 対象となる「母集団」(population) のなかのすべての個体が 同じ確率で 選ばれる。面接などの質的 (qualitative) 調査では無作為抽出はあまり使わないが、基準として意識しておく必要はある。
実際には……次の条件を考慮して、対象者を決める:
【調査名】
東北大学文学部○年生の □□□□□ と申します。今年度の「現代日本学演習IV」(東北大学文学部田中重人教授担当) の授業の課題で、面接調査をおこなっております。調査のテーマは「××××××」というもので、○○の人を対象として、私1人で調査します。
この面接への参加は自由意志によるものです。いったん面接を始めたあとでも、面接途中で中止を求めることができます。また、答えたくない質問に対しては、答えなくてもかまいません。
調査の内容は、個人名や所属がわからない形で書き起こし、分析結果を期末レポートとして提出します。また、授業の際に、書き起こした内容を他の受講者とともに検討することがあります。面接の際の筆記記録、録音データは私が責任をもって厳重に保管し、レポート提出後に破棄します。レポートの執筆にあたっては、あなたおよび関係者のプライバシーが侵害されないよう最大限の注意を払い、個人が特定できないかたちで結果を記載します。書き起こし記録やレポートをご覧になりたい場合は、ご請求くだされば、お見せします。
所属:東北大学文学部○○学専修(○年生)
連絡先: (電話番号、Eメールアドレスなど)
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以上、ご確認およびご回答いただけましたら、お名前と日付をご記入ください
日付: 年 月 日
鈴木 (2002, p. 78--79) など参考にして、適宜作成すること。当日、2部を対象者に手渡し、署名した1部を返してもらって保管する。 (オンラインでの調査の場合は、やりかたを工夫すること)
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