http://tsigeto.info/2023/mpu/m230516.html
田中重人 (東北大学文学部教授)
2023-05-16
狭い意味では、審議をおこなって結論を出す (1) だけが「会議」であるが、審議のためには情報を共有して参加者からの意見を募る必要があるので、 (2) (3) の要素も通常ふくまれる。
会議で「結論」を出すには、全員一致 (誰からも異議が出ない状態) または多数決 (記名または無記名) による。どの方法をとるかは事前に決めておくのが普通だが、決めかた自体を議題とする場合もある。
決定事項とそのプロセスを記録・共有するため、議事録をつくる →書記が必要
会議における議論と決定は、民主的手続きの基礎である。
司会者や書記は、会議が始まってから決める場合もある。その場合、最初だけ主催者が司会する。
全体として、中立性・公平性を保って行動する。終了時間が決まっているときは、それを守ること。
近年では、会場に実際に集まるのではなく、オンライン会議システムを使用することも多い。基本的なやりかたは会場での会議とおなじであるが、システムトラブルが起こりやすいので注意 (司会とは別に、システム関係の担当者を置くとよい)。
電子メール等で議題と必要資料を回覧し、期限を決めて意見を募集してまとめる「持ち回り」(稟議) による会議形式もある。チャットツールでも同様のやりかたができる。いずれの場合も、参加すべき人全員がきちんと参加できているかどうかを確認すること。
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