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田中重人 (東北大学文学部教授)
2023-06-20
文章の表現I
各論10 文章表現のポイント (3) 説得したい時
[配布資料PDF版]
[課題用紙PDF版]
- [テーマ]
説得のための文章
説得の相手
- 説得とは、「相手の考えを変えさせることを目的とする言語表現」(教科書 p. 99) である。
- 文章を読む人は反対意見の人だけではない。態度未定の人、条件付き賛成の人、賛成だが確信はない人なども想定する。
- 態度未定の人に向けては、問題となっている件についてわかりやすく説明することが重要。
- 相手との「共通の基盤」(教科書 p. 100) を見つけること。
説得の論拠
- 複数の論拠を挙げる。
- 相手の知っていること、受け入れやすいことを先に。知らないこと、受け入れにくいことを後に。
- 出典を明示する。
レポートを書くときの段落構成
文章を実際に書き始める前に、構成をよく考えること
- 主張を決める
- 主張のひとつひとつに関連して提示しなければならない情報をリストアップする
- リストアップした情報を取捨選択
課題
各自が選んだキーワードについてレポートを書くための「主張」を4--6個作成する。
- 「主張」と「補足説明」を箇条書きで配列したものをつくる
- そのことばを聞いたことはあって、意味がぼんやりわかるが、くわしくはわからない、という人向けの説明をつくる
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