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田中重人 (東北大学文学部教授) 2023-07-11

文章の表現I

各論13 文章表現のポイント (6) 推敲


[配布資料PDF版]
[テーマ] 文章を読み直して改善する

推敲とは

「詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと」(デジタル大辞泉)。唐の詩人が、自作の詩のなかで、門を「推す」とするか「敲く」とするか散々迷った末、自分では決められないので他人に聞いたというエピソードによる。

「書き上げてから二、三日たってから、第三者的に、客観的な目で点検するように読み直す」「自分の書いた文章であるから、内容はすでに当然のことばかりのはずで、よほど注意しないと欠点を見落としてしまう」(教科書 p. 146)。

まちがいを確実にみつけるには、意識的に「ふつうでない」読みかたをする必要がある。

推敲作業に入る前に、しばらく原稿をみない期間を作り、内容についての記憶をできるだけうすれさせておくことがのぞましい。他人にチェックしてもらうのも有効。


課題

書いてきた文章を交換して、互いにコメントする。

教科書 pp. 147--148 のほか、つぎのような点に注意:

適切な表題を考える。


期末レポート

今日もらったコメントを参考に、書き直して、8/8 (火) までに提出 (オンライン)。


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