田中重人 (東北大学文学部)
ドキュメントはつくっていません。 ファイルに同梱のシンタックス (.sps) とレイアウト表 (.xlsx)、および以下の説明を見てください。
下記の 「「働き方改革虚偽データ疑惑」野党6党合同ヒアリング」 で厚生労働省から提供されたデータです。「労働時間等総合実態調査」(2013) の素データのうち、つぎの変数だけが切り出されています:
ケースは、素データのすべてがふくまれているものと思います (11,575事業場) 。
変数のうち、一般労働者の法定時間外労働と裁量労働制の1日の「労働時間の状況」については、つぎの加工を加えました。
このデータセットで、公表されている平均値等 (ウェイト付けされていないもの) が再現できることを確認しています。(2018-02-21)
母集団に復元するためのウェイトの情報は入手できていません。
「労働時間等総合実態調査」(2013) についての報告書は存在しません。労働政策審議会の労働条件分科会に資料として提出された冊子がいちばん詳細なものですが、調査票や調査のこまかい方法などは記載されていません。
2月19日に衆議院予算委員会理事会に提出された資料には調査票が含まれていますが、ほとんどが黒塗りになっており、内容は判別できません (「働き方改革虚偽データ疑惑」野党合同ヒアリング第5回 →「衆院予算委員会(昼)理事会提出資料」PDF)。
『賃金事情』2667号などにこの調査の結果の一部が載っています。
その他、2018年2月19日以降の国会質疑や厚生労働省からの提出資料やマスメディア報道などで調査方法などの問題が部分的に明らかになっていますが、まとまった記事等にはなっていないと思います。
1995年以降の「労働時間等総合実態調査」とそれ以前の「労働時間総合実態調査」(計12回) について、公刊されている情報をまとめた記事を書きました:
田中のブログから: