[English] [田中重人] [田中の研究成果]
注意  このページは、下記 NFRJ 委員会のメンバーである 田中重人 が、個人的な研究内容紹介を目的として運営しているものです。 NFRJ委員会または日本家族社会学会を代表するような性格のものではありません。 [NFRJ公式ページはこちら]

全国家族調査

別名 NFRJ (National Family Research of Japan)。 日本家族社会学会全国家族調査 (NFRJ) 委員会が継続的におこなっている調査プロジェクトです。 日本の家族に関する基礎的データを全国規模のランダム・サンプル調査から得ることをめざしています。

NFRJ委員会事務局に関する情報は
http://www.wdc-jp.com/jsfs/committee/
をごらんください。

お知らせ: 第3回調査 (NFRJ08) データを東京大学「SSJデータアーカイブ」に寄託しました。→「NFRJ データ公開状況


フォローアップ調査 (NFRJ-08Panel)

下記「第3回調査」(NFRJ08) の対象者のうち、引き続いての調査に応諾いただいたかたについて、 継続しての調査 (フォローアップ調査) を年1回の予定でおこなっています。

2012年1〜2月に郵送調査、2013年はじめに訪問留置調査をおこないます。 対象者の方々には、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます

フォローアップ調査の公式ページ


第3回調査 (NFRJ08)

日本家族社会学会による第3回全国家族調査 (NFRJ08) を2009年1月〜2月にかけておこないました。

調査の対象となるかたは、日本全国の28-72歳 (2008年末時点) のかたのなかから約9千人を無作為にえらびだしています。 2009年1月〜2月の間に、そのかたのお宅を調査員(調査会社調査員)がたずね、調査票への記入を依頼しました。

2010年4月に第1次報告書を刊行。 その後、日本家族社会学会会員によるデータ分析をおこない、より専門的な分析結果を掲載した第2次報告書を2011年9月に刊行しました。 データは、2012年2月以降、東京大学SSJデータアーカイブから公開しています。

第3回調査 (NFRJ08) 公式ページ


第2回全国家族調査 (NFRJ03)

第2回全国家族調査は2004年1-2月におこなわれました。 概要については、全国家族調査の公式サイト内の情報 をごらんください。


特別調査 (NFRJ-S01)

第1回から第2回の調査の間に、特別の調査プロジェクトとして、 全国調査「戦後日本の家族の歩み」(NFRJ-S01) を2004年1-2月におこないました (田中はこの調査プロジェクトに直接的には関わっていません)。 概要については、全国家族調査の公式サイト内の情報 をごらんください。


第1回全国家族調査 (NFRJ98)

第1回全国家族調査は1999年1月におこなわれました。 概要は以下のとおりです。

名称

第1回全国家族調査 (略称NFRJ98)。

実施時期・調査法・実施作業者

1999年1月に実施。 訪問留置法による。 実査は (社)中央調査社に委託。

対象母集団と標本

1921-01-01 から 1970-12-31 生まれの男女を母集団とする。 層化多段無作為抽出により535地点から10,500人を抽出。 うち502地点では住民基本台帳、のこる33地点では選挙人名簿を抽出台帳として使用。

調査法と調査票

対象者のうち 1941-01-01 以降の生まれの者には「一般調査票」、 それ以前の者には「高齢者調査票」を使用。 両者とも19ページまでは同一で、「高齢者調査票」ではこれに6ページがくわわる。

「一般調査票」の調査項目:

○フェイスシート
性別、生年月日、生育地、学歴、父職、離家経験、本人現職・本人初職、収入、世帯構成 など
○夫婦関係
未既婚、結婚年、姓の異同、配偶者属性 (年齢・学歴・職業、収入)、伴侶性、家事分担、 夫婦間サポート、勢力関係、夫婦関係満足度 離死別経験、結婚退職経験 など
○生活の質その他
家族規範意識、役割ストレーン、ストレス尺度 など
○子供
子供人数・性別・出生年、子供の結婚、子供との関係 など
○親
父母の出生年・死亡年、親との関係 など
○きょうだい
きょうだい数、きょうだいとの関係 など
○義親
義親の出生年・死亡年、義親との関係 など
○その他の親族
過去1年の援助経験・トラブル経験・親族外の援助源、親族の人数と家族認知 など

「高齢者調査票」での追加項目:

○介護経験
父母・義親・配偶者の介護経験 など
有効回収数と回収率

計画標本 10500 (男5163+女5337) に対して有効回収数 6985 (3323+3662)。 回収率は 66.5 (64.4+68.6) %。

[NFRJ公式ページ内の情報]
[調査票]

NFRJ98データは、まず、NFR研究会メンバーの共同利用によって分析がおこなわれました。 データセットは論理的なエラーの修正をおこなったうえで、 1999年9月の日本家族社会学会 (慶応義塾大学) でメンバーに配布されました。 データ・クリーニングをになわれた皆様には心よりお礼申し上げます。

NFR研究会による刊行物:

報告書の目次は 「NFRJ98 刊行物」 (NFRJ公式サイト内) をごらんください。

その他のNFRJ98研究成果については 「NFRJ98データを用いた論文・学会報告」 (NFRJ公式サイト内) をごらんください。


1997東京調査

第1回全国家族調査が全国規模でおこなわれるに先立って、東京地方でふたつの予備調査がおこなわれました。 これらはそれぞれ文部省科学研究費補助金による独立の調査としておこなわれたもので、 それぞれの参加メンバーによる報告書が刊行されています。 わたし (田中) は本来「家族と夫婦関係に関する調査」に参加していたはずなのですが、 諸般の事情から報告書に論文を寄せることができませんでした。 関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。

National Survey of Families and Households (NSFH)

アメリカ合衆国における代表的な家族調査です。 この NSFH データと日本の調査データ (特に前述のふたつの東京調査) との 比較分析も精力的におこなわれてきました。 NSFHデータは FTP で手に入ります。 またこのデータの分析結果を記載したワーキング・ペーパーの注文もオンラインでできます。

NFRJ データ公開状況

NFRJプロジェクトの各調査データは、報告書の刊行以降、東京大学社会科学研究所「SSJデータアーカイブ」(SSJDA) を通じて、学術研究用の2次分析のために公開されます。 現在のところ、つぎの各データがSSJDAから入手可能です。

* 印のついたデータは、SSJDAが提供するオンラインのダウンロードシステム「SSJ Direct」からの利用が便利です。

ただし、NFRJ08については、英語版のインターフェースにはあらわれませんので、日本語版のほうからお申し込みください。

そのほか、データの利用法、利用条件、利用者の義務と権利については、 「NFRJデータの利用方法」 (NFRJ公式サイト内) をごらんください。



東北大学 / 文学部 / 日本語教育学 / 田中重人
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