現代日本学 複数の視点で捉える〈日本〉
茂木 謙之介 ; 田中 重人 ; Christopher Craig
<https://w3.tohoku.ac.jp/ijs/>
(東北大学)
東北大学文学部『人文社会科学の未来へ:東北大学文学部の実践』東北大学出版会:第7章 (pp. 109-120) (2022-03-31)
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要旨
2019年4月1日に設立された東北大学文学部現代日本学研究室は、「国際化」と「学際化」をメインテーマとし、従来の日本研究では見落とされたり見過ごされたりしてきた〈日本〉の実像を新たな視点から再構成することを目指す研究室である。本章では、当研究室の教員が、それぞれ専門とする社会学・表象文化論・歴史学の見地から、多角的に映画『ゴジラ』を分析する。
目次
- はじめに:現代日本学とは
- 1. 映画『ゴジラ』にみる科学者像
- 2. メディア表象から考える『ゴジラ』
- 3. 歴史と『ゴジラ』
- おわりに
文献
- Igarashi, Yoshikuni. Bodies of Memory: Narratives of War in Postwar Japanese Culture, 1945-1970. Princeton University Press (2000). {ISBN:9780691049120}
- Kalat, David. A Critical History and Filmography of Toho's Godzilla Series. McFarland & Company (2010). {ISBN:9781476672946}
- 北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か:不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』書肆侃侃房 (2019). {ISBN:9784863853652}
- 松本三和夫 (編)『科学社会学』東京大学出版会 (2021). {ISBN:9784130520294}
- Miyamoto, Yuki. "Gendered Bodies in Tokusatsu: Monsters and Aliens as the Atomic Bomb Victims." Journal of Popular Culture 49(5): 1086-1106 (2016). {DOI:10.1111/jpcu.12467}
- 野家啓一『歴史を哲学する:七日間の集中講義』(岩波現代文庫)岩波書店 (2016). {ISBN:9784006003425}
- 佐藤卓己『流言のメディア史』(岩波新書)岩波書店(2019). {ISBN:9784004317647}
- Tanaka, Yuki. "Godzilla and the Bravo Shot: Who Created and Killed the Monster?" Japan Focus 3, no. 6 (2005): 1-10. {https://apjjf.org/-Yuki-Tanaka/1652}
- Tsutsui, William M. and Michiko Ito (eds). In Godzilla's Footsteps: Japanese Pop Culture on the Global Stage. Palgrave Macmillan (2006). {ISBN:9781403964632}
- 若桑みどり『イメージの歴史』(ちくま学芸文庫)筑摩書房(2012). {ISBN:9784480094322}
付記
茂木が「はじめに」と2節、田中が1節と「おわりに」、クレイグが3節の原案をそれぞれ作成し、全体の調整は田中がおこなった。
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