(◆◇は『講義概要』記載内容。★はその他の注記。)
[時間割表]
◆到達目標:(1) 家族研究の基礎的な概念と理論を理解する; (2) 実証的データに基づいて現代日本における家族の現状を把握する
◆授業内容・目的・方法:「家族」をめぐる問題は、さまざまな学問領域で研究対象となっています。この授業では、社会学を中心に、法学・経済学・人口学などにおける家族研究の成果を概観したうえで、現代日本社会における家族問題について考えていきます。
トピックとしては、親族関係の分析、家族の形態と制度、結婚と離婚、出生と育児、ライフコースからみた家族、人口変動と家族などをとりあげます。
◇教科書:神原文子 (ほか編)(2009)『よくわかる現代家族』ミネルヴァ書房.
◇成績評価の方法:授業中の課題 (30%)、中間試験 (35%)、期末試験 (35%) を合計して評価する。
★授業資料
◆到達目標:大学での研究に必要な文章の書きかたを習得する
◆授業内容・目的・方法:大学での研究 (たとえば授業での課題,レポート,卒業論文など) で要求される文章は、高等学校までの「作文」とは本質的にちがいます。研究の文章には、(1) データに基づいた論理的な推論を中心とする、(2) 論理構造に沿った章立てや段落分けが重要である、(3) 誤解をまねかないよう正確に書かなければならない、 (4) 先人の業績と自分の意見とを区別しなければならない、(5) そのために文献参照の規則がこまかく定められている、といった特徴があります。この授業では、これらのルールを学ぶと同時に、実際に論文を執筆し、受講者相互の批評をとおして執筆のプロセスを習得します。
◇教科書:木下是雄 (1981)『理科系の作文技術』中央公論社.
◇成績評価の方法:各回の授業中の課題 (40%)、中間レポート (20%)、期末レポート (40%) を合計して評価する。
◇その他:日本語教育学研究室で卒業論文を執筆するためには、論文の書きかたを習得していることが必要条件になるので、同研究室所属の学部生は必ず受講すること
★授業資料
◆到達目標: (1) 統計分析の基礎的な手法を理解する; (2) 実際にデータ分析をできるようになる
◆授業内容・目的・方法:意識調査・テスト・実験などのデータはどのように分析すればいいでしょうか。この授業では、小規模の標本調査を念頭において、統計分析の基礎的な手法を学びます。これまで統計的な分析をおこなったことのない人を対象に、初歩から講義します。同時に、コンピュータを実際に使って、データ分析の実習をおこないます。
◇教科書:吉田寿夫 (1998)『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』北大路書房.
◇成績評価の方法:各回の授業中の課題 (50%)、中間試験 (20%)、期末レポート (30%) を合計して評価する。
◇その他:実習室で使用できるコンピュータ台数が限られているため、受講人数を制限することがある。
★授業資料
◆到達目標:(1) 質問紙調査の長所と短所を把握する; (2) 質問紙調査の実際のプロセスについて、体験を通して習得する
◆授業内容・目的・方法:質問紙を使った調査の方法についての講義と実習をおこないます。講義では、質問紙調査の基本的な概念と方法、仮説設定からレポート作成までの一連のプロセスについて解説します。実習では、受講者が各自の選んだ研究テーマに沿って文献収集をおこない、テーマへの理論的アプローチを検討し、質問紙を作成し、調査を実施し、その結果をレポートとして提出します。
◇教科書:森岡清志(編)(2007)『ガイドブック社会調査』(第2版) 日本評論社.
◇成績評価の方法:授業中の課題 (40%)、学期末に提出する質問紙 (30%)、調査結果に基づく口頭発表とレポート (30%) を合計して評価する。
◇その他:受講者は、現代日本論演習「統計分析の基礎」をあわせて受講することが望ましい。
★授業資料
◆到達目標:(1) 統計分析の基礎を理解する; (2) 実際にデータ分析をできるようになる
◆授業内容・目的・方法:意識調査・テスト・実験などのデータはどのように分析すればいいでしょうか。この授業では、データの特徴を要約する記述統計の手法を中心に、統計分析の基礎を学びます。統計解析パッケージを使ってデータ分析の実習をおこないます。
◇教科書:吉田寿夫 (1998)『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』北大路書房.
◇成績評価の方法:各回の授業中の課題 (50%)、中間試験 (20%)、期末レポート (30%) を合計して評価する。
◇備考:実習室で使用できるコンピュータ台数が限られているため、受講人数を制限することがある。
★授業資料
文学部1年生向けのオムニバス形式の授業。田中は4/16 の1回のみ講義を担当:「レポートの書きかた」
[時間割表]
◆到達目標:実証的データに基づいて、現代日本社会における職業と労働に関する諸問題を理解する
◆授業内容・目的・方法:職業・労働について、社会学を中心に、経済学・経営学・法学などにおけるとらえかたを概観したうえで、現代日本社会における問題について考えていきます。トピックとしては、労働統計の読みかた、雇用をめぐる法と政策、外部労働市場と内部労働市場、キャリアとライフコース、社会階層と社会移動、ジェンダーと労働などをとりあげます。これと並行して、受講者が各自の興味にしたがってテーマを設定し、レポートを執筆します。
◇教科書: なし
◇成績評価の方法:授業中の課題 (30%)、中間試験 (30%)、期末レポート (40%) を合計して評価する。
◇備考:受講者は、3セメスタ開講の現代日本論概論「現代日本における家族」および現代日本論基礎講読「論文作成の基礎」を履修しているか、それと同等の知識を習得済みであることが望ましい。
★授業資料
◆到達目標: (1) 論文の探しかたと読みかたを理解する; (2) プレゼンテーションと質疑応答の技術を身につける
◆研究は、学術雑誌の原著論文を探して読むことからはじまります。この授業では、文献データベースを使って論文を探し、その内容について、プレゼンテーションと質疑応答を通して理解していくことを目指します。とりあげる論文は、現代日本文化に関するもので、英語または日本語のもの、という条件のなかで、受講者の興味にしたがって選定します。1論文を (a) 鍵概念の抽出 (scanning)、 (b) 構造の抽出 (skimming)、(c) 図表の解説、(d) ロジックの抽出、の4人で分担して、それぞれの担当者がコンピュータを使用したプレゼンテーションをおこないます。
◇教科書・参考書:東北大学附属図書館『情報探索の基礎知識』基本編/人文社会科学編.
諏訪邦夫 (1995)『発表の技法』講談社.
◇成績評価方法:各回の授業中の課題 (30%)、担当部分のプレゼンテーション(40%)、プレゼンテーションに対する質疑応答(30%) を合計して評価する。
★論文検索には、東北大学で使用できる
オンラインの検索サービス
を利用する予定です。
★プレゼンテーション資料は Microsoft PowerPoint を使用して作成します。
★授業資料
◆到達目標:(1) 質問紙調査の長所と短所を把握する; (2) 質問紙調査の実際のプロセスについて、体験を通して習得する
◆授業内容・目的・方法:質問紙を使った調査の方法についての講義と実習をおこないます。講義では、質問紙調査の基本的な概念と方法、仮説設定からレポート作成までの一連のプロセスについて解説します。実習では、受講者が各自の選んだ研究テーマに沿って文献収集をおこない、テーマへの理論的アプローチを検討し、質問紙を作成し、調査を実施し、その結果をレポートとして提出します。
◇教科書:森岡清志(編)(2007)『ガイドブック社会調査』(第2版) 日本評論社.
◇成績評価の方法:授業中の課題 (40%)、学期末に提出する質問紙 (30%)、調査結果に基づくレポート (30%) を合計して評価する。
◇その他:受講者は、比較現代日本論研究演習I「統計分析入門」をあわせて受講することが望ましい。
★授業資料
◆到達目標: さまざまな統計分析手法を理解し、使いこなせるようになる
◆授業内容・目的・方法:研究の現場で必要となる統計分析手法は、分析の目的とデータの特徴によってさまざまです。この授業の前半では、推測統計学の基本的な概念について解説し、統計的推定および検定の方法について学びます。後半では、さまざまな分析手法をとりあげて、それらの特徴と使い方を習得していきます。どのような分析手法をとりあげるかについては、受講者の関心と必要性を考慮します。統計解析パッケージを使ってデータ分析の実習をおこないます。
◇教科書:吉田寿夫 (1998)『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』北大路書房.
◇成績評価方法:各回の授業中の課題 (50%)、中間試験 (20%)、期末レポート (30%) を合計して評価する。
◇その他: 1学期開講の比較現代日本論研究演習I「統計分析入門」 または現代日本論演習「統計分析の基礎」を履修済みか、それと同等の知識を習得済みの者を対象とする。
★授業資料
◆到達目標: (1) 論文の探しかたと読みかたを理解する; (2)プレゼンテーションと質疑応答の技術を身につける
◆授業内容・目的・方法:研究は、学術雑誌の原著論文を探して読むことからはじまります。この授業では、文献データベースを使って論文を探し、その内容について、プレゼンテーションと質疑応答を通して理解していくことを目指します。とりあげる論文は、現代日本文化に関するもので、主として英語のもの、という条件のなかで、受講者の興味にしたがって選定します。1論文を、(a) 鍵概念の抽出 (scanning)、 (b) 構造の抽出 (skimming)、(c) 図表の解説、(d) ロジックの抽出、の4人で分担して、それぞれの担当者がコンピュータを使用したプレゼンテーションをおこないます。
◇教科書・参考書:東北大学附属図書館『情報探索の基礎知識』基本編/人文社会科学編.
諏訪邦夫 (1995)『発表の技法』講談社.
◇成績評価方法:各回の授業中の課題 (30%)、担当部分のプレゼンテーション(40%)、プレゼンテーションに対する質疑応答 (30%)を合計して評価する。
★論文検索には、東北大学で使用できる
オンラインの検索サービス
を利用する予定です。
★プレゼンテーション資料は Microsoft PowerPoint を使用して作成します。
★授業資料
1年生向けのオムニバス形式の授業。田中は12/13 の1回のみ講義を担当:「労働問題とジェンダー」
テーマ:現代日本における家族変動
講義内容:「家族」に対する社会学的な視点を習得すると同時に、現代の日本における家族の変動について、統計データに基づいて把握する。
教科書:神原文子 (ほか編)(2009)『よくわかる現代家族』ミネルヴァ書房.
参考書:湯沢雍彦・宮本みち子(2008)『データで読む家族問題』(新版) 日本放送出版協会.
成績評価方法:定期試験(1回)、小テスト(2回)
★授業資料
テーマ:ジェンダー論入門
講義内容:私たちの社会は「性別」(gender) によって秩序付けられている。この授業では、受講者自身の身近な問題をとりあげながら、「性別」をめぐる社会学的な考え方を身につける。
教科書:なし
成績評価方法:定期試験(1回)、小テスト(2回)
★授業資料
Created: 2010-04-29. Updated: 2011-05-15. This page contains Japanese characters encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS".
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