非科学的知識の広がりと専門家の責任

- 高校副教材「妊娠のしやすさ」グラフをめぐり可視化されたこと
田中 重人 <http://tsigeto.info/17c>
(東北大学大学院文学研究科)
学術の動向. 22(8):??-?? (2017)

[購入 (Amazon)] [学術の動向 (J-Stage)]

[著者への問い合わせ] [リンク]



URI: {http://tsigeto.info/17c}

要旨

2015年8月、全国の高校に配布された保健科目用副教材『健康な生活を送るために』の問題と、その背後にある専門家による非科学的データ利用の問題について論じる。

目次

  1. 高校保健副教材事件とは
  2. 「妊娠のしやすさ」グラフの来歴と問題点
  3. 妊娠リテラシーの国際比較?: IFDMSのインパクト
  4. 専門家の責任

図1: 女性についてのみ掲載されていた「ライフプラン」例 〔文部科学省『健康な生活を送るために』(2015年度版) p. 38〕 <http://web.archive.org/web/20150906021930/http://www.mext.go.jp:80/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/08/17/1360938_09.pdf>
図2: 女性の妊娠のしやすさの年齢による変化 (副教材掲載時のもの) 〔文部科学省『健康な生活を送るために』(2015年度版) p. 40〕 <http://web.archive.org/web/20150906021930/http://www.mext.go.jp:80/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/08/17/1360938_09.pdf>
図3: ハテライト女性の年齢別婚姻内出生率 〔Sheps (1965, Table 2) に基づき、3年間移動平均を筆者が計算したもの (Tanaka 2017: Figure 2a)。〕 <http://tsigeto.info/17a>

文献

注・付記

『健康な生活を送るために』ウェブ版 http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08111805.htm は改訂のたび旧版が削除される。過去のファイルをみるには http://archive.org などで探すとよい。

この特集のもととなった日本学術会議公開シンポジウム 「少子社会対策と医療・ジェンダー:「卵子の老化」が問題になる社会を考える」 (2016年6月18日 東京) での報告 (http://hdl.handle.net/10097/64282) ではほかに3つのグラフをとりあげたが、それらについては Tanaka (forthcoming) を参照されたい。また、この記事の内容は、 「高校保健・副教材の使用中止・回収を求める会」 での活動 (西山・柘植編 2017) に多くを負っている。関連する報告の折に情報と意見を寄せてくださった方々に感謝申し上げる。


著者への問い合わせ

ご質問/ご意見をお寄せいただけると幸いです:


関連するサイトとページ


東北大学 / 文学部 / 日本語教育学 / 田中重人


History of this page:


This page contains Japanese characters encoded in accordance with MS-Kanji: "Shift JIS".

Generated 2017-07-04 17:35 +0900 with Plain2.

Copyright (c) 2017 TANAKA Sigeto