http://www.sal.tohoku.ac.jp/~tsigeto/2020/occ/
田中重人 (東北大学文学部准教授) 2020-04-20

現代日本学概論I

現代日本における職業

各回資料： [4/27] [5/11] [5/18] [5/25] [6/1] [6/8] [6/15] [レポート相談] [6/29] [7/6] [7/13] [7/20] [レポート草稿] [8/3] [レポート提出]

2年生対象：2020年度1学期 (3セメスタ) ＜月4＞ Google Classroom クラスコード gqlz435

授業についての説明

概要

◆ 講義題目：現代日本における職業

◆ 到達目標：現代日本社会における職業と労働に関する諸問題を理解する

◆ 授業内容・目的・方法：職業・労働について、社会学を中心に、経済学・経営学・法学などにおけるとらえかたを概観したうえで、現代日本社会における問題について考えていきます。トピックとしては、労働統計の読みかた、雇用をめぐる法と政策、外部労働市場と内部労働市場、社会階層と社会移動、ジェンダーと労働などをとりあげます。

◇ 教科書：なし

◇ 参考書：下記参照

◇ 成績評価の方法：毎回の課題 (50%) と期末レポート (50%) によって評価する。 (『講義概要』掲載時から変更しているので注意)

毎週の課題と授業

この授業の中心は、毎回の課題とそれに対する教員からのフィードバックである。課題は http://tsigeto.info/2020/occ/homework.html に一括して掲載しておく。期日までに完成させて Google Classroom に提出すること。期日は、毎週 金曜日の正午 に設定してある。

• 課題に関する質問は随時受け付ける。Google Classroom での質問を推奨するが、電子メール (下記参照) その他の手段で質問を出してもよい。
• 月曜朝までに、提出された課題全体に対するコメントを公表するので、それを見ておくこと
• 毎週の講義時間 (月曜4講時) に、Google Meet による議論の時間を設ける。すでに提出した課題に関する質問のほか、これから先の課題や、関連する話題や時事的な事柄についての質問も受け付ける。
• 提出された課題の内容によっては、再提出を指示することがある。また、特に指示がない場合も、書き直したものを再提出してよい。
• 課題は1回につき5点。最初に提出された内容でいったん点数をつけるが、再提出された場合には加点することがありうる。
• 何を調べてもよいし、誰と相談してもよいが、それらの情報源について解答の中で説明すること。

各自の課題についていちいちコメントを返すかどうかは決めていない (分量によって、全員にコメントをつけて返却するのはむずかしいかもしれないので)

期末レポート

レポート課題: 2020年の報道から職業に関連する記事を1つ選び、この授業の内容と関連付けて説明する (4000字以上、50点相当)

スケジュール

• 6月19日までに計画を提出
• その後内容について相談 (個別に相談方法と日時を決める)
• 7月24日までにレポートの草稿を提出
• 8月3日までにコメントしたものを返却するので、それを参考に書き直すこと
• 8月11日までに最終版を提出

レポート採点にあたっては、最終版だけでなく、それ以前の計画から草稿の段階も考慮する。

他の人に相談したり議論したり添削してもらったりすることを推奨する。ただし、誰からどういう助言をもらったかをレポート末尾に「謝辞」として明記すること。

レポートの書きかたについては、 http://tsigeto.info/2018/writing/ および適当な指導書を参考にすること。

授業の予定

1. イントロダクション [4/20]
2. 労働に関する基礎知識 [4/27]
3. 第1講　労働統計(1) さまざまな働きかた [5/11]
4. 第2講　労働統計(2)：賃金と労働時間 [5/18]
5. 第3講　雇用をめぐる法と政策 (1) [5/25]
6. 第4講　雇用をめぐる法と政策 (2) [6/1]
7. 第5講　外部労働市場と内部労働市場 [6/8]
8. 第6講　企業の人事管理と労働者のキャリア [6/15]
9. レポートについて相談 [6/22 ごろ]
10. 第7講　社会階層と職業 [6/29]
11. 第8講　社会移動と職業・教育 [7/6]
12. 第9講　ジェンダーと労働 [7/13]
13. 第10講　社会的不平等と職業 [7/20]
14. レポート草稿提出 [7/27 ごろ]
15. 草稿へのフィードバックと授業まとめ [8/3]
16. レポート提出期限 [8/11]
17. レポート返却と講評 [8月下旬以降]

※ [ ] 内は、Meetによるオンラインでの議論をおこなう日付。受講者は、 各回の課題 について事前に提出し、それへのコメントに目を通しておくこと。

参考書

• 厚生労働省 (2019)『知って役立つ労働法：働くときに必要な基礎知識』(2019年4月) <http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouzenpan/roudouhou/> ． 【「法と政策」の回までに読んでおくこと】
• 水町勇一郎 (2010)『労働法』(第3版) 有斐閣．【「法と政策」の回で使用】 {ISBN:9784641143944}
• 労働政策研究・研修機構 (2010)「特集：初学者に語る労働問題」『日本労働研究雑誌』597 <http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2010/04/> ． 【「法と政策」「労働市場」の回で一部の論文を使用】
• 犬塚先 (編)(2003)『新しい産業社会学』(改訂版) 有斐閣． 【「階層」の回で使用】 {ISBN:4641121982}
• 宮本太郎 (2009)『生活保障』岩波書店． 【「階層」「ジェンダー」の回の理解に有用】 {ISBN:9784004312161}
• 嵩さやか・田中重人 (編)(2007)『雇用・社会保障とジェンダー』東北大学出版会． 【「ジェンダー」の回の理解に有用】 {ISBN:9784861630606}

次回までの宿題

課題リスト http://tsigeto.info/2020/occ/homework.html の第1問について、4/24 (金) 正午までに Google Classroom に提出。

講師連絡先

田中重人 (東北大学文学部現代日本学専修)

〒980-8576: 仙台市青葉区川内27-1

E-mail: tanakas2013 ＠ tsigeto．info

Homepage: http://tsigeto.info/welcomej.html

教員に質問等がある場合は、Google Classroom または電子メールを通じて連絡をとること。 Google Classroom が使えない場合、そのほか受講に関連して問題がある場合や特別の配慮が必要となる場合も教員に連絡すること。

第2回の授業

2020年授業一覧

TANAKA Sigeto

過去の授業：

• 2018年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2017年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2016年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2015年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2014年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2013年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2012年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2011年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2010年度 現代日本論概論「現代日本における職業」
• 2009年度 現代日本論概論「現代日本における職業」

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